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Hasselblad X1DII-50C撮影レビュー_4回目

みなさん、こんにちは。こちらの記事では、Hasselblad X1DII-50cで撮影した写真の紹介をしてみたいと思います。

はじめに

今回の表紙画像は、今までの記事からするとインパクトのある絵かもしれません。これは一体何だろう?と思うかもしれませんが、この記事を読んでいくと、徐々にわかってくると思います。

この記事を書いている時点では、緊急事態宣言が出されており、外出することを控えなければならない日々が続いています。せっかくカメラを購入したのにも関わらず、撮影ができない・・・と思っていたのですが、こうしたときでも撮影できるものはないだろうか?と思い、家の中で撮影を行ってみることにしました。

被写体について

今回撮影したのは、フルーツです!スーパーで見かけたある果物を見ていたら、模様などが複雑だ・・・と思ってしまい、「じゃあ、どうなっているのかを撮影して見てみよう」ということになりました。とても単純な動機ですね。それでは撮影画像を見てみましょう。

画像1

Camera: Hasselblad X1DII 50c Lens: XCD 3.5 / 45mm
Develop: Phocus v3.5

はい、ということで撮影したのはパイナップルになります。この品種はピーチパインと呼ばれるものだそうで、実が熟してくると、緑から段々と赤みを帯びてくるのだそうです。(本当は毎日撮影して、経過を見せるべきでしたね。。。)今回撮影したのは、購入してから数日経過したパイナップル。

X1DII 50cに取り付けている45mmレンズだと、被写体との距離が40cm程度となっており、今回の写真はそのギリギリの距離で撮影を行っています。これを拡大してみてみると以下のような感じになります。

スクリーンショット 2020-05-05 16.50.10

いやー、これだけ見たら引く人がいるかもしれない画像。こちらは現像ソフトのPhocusで部分的に100%表示させたプレビューになります。画面右下にナビゲータ&ルーペの機能で全体を表示させてスクリーンショットを撮っていますので、全体感を確認しながらディテールを確認できます。

さらに寄って撮影してみる

目で見えないパイナップルの表情が生き生きと?描写されていて、驚くばかりですよね。本来なら撮影はここまでなのですが、以前にクローズアップレンズを購入したお話をさせていただきました。

今回の撮影でもできるだけ寄って撮影してみようと言うことで、クローズアップレンズをつけて被写体との距離を縮めてみました。それが次の画像となります。

画像3

Camera:
Hasselblad X1DII 50c Lens: XCD 3.5 / 45mm with AC close up lens No.2 + No.3
Develop: Phocus v3.5

最初の画像よりも、より接近して撮影することができました。こちらの画像も例によって拡大してみてみましょう。すると、想像を超えるような質感が映し出されていることがわかりました。それが次のスクリーンショットになります。

スクリーンショット 2020-05-05 17.01.23

最初の画像よりも、さらに細かな部分まで描写されています。このレベルになると肉眼で確認することも難しい、そんな域に達している気がします。世の中のカメラは暗いところでの撮影を可能にし、より解像度の高く、より色再現性の高いデバイスが登場していますが、このカメラもそうした今まで見えなかったものをより鮮明に映し出してくれる、そんな気がします。

ちなみにクローズアプレンズを使って撮影した作例は、以下の記事にもありますので、併せてご参考にしていただければと思います。

撮影を終えてみて

いかがだったでしょうか。こうして一つの被写体に向き合うと、今まで見えていたものがすべてと思っていた考えを覆すような、そんな気持ちにさせられます。

しっかりものを見つめることで、細かな部分に気がついたり、より美しいアングルを探したり、撮影するにあたって気を使うことは多々あると思います。一つの被写体と向き合うことは、新しい概念を見つけ出すプロセスであり、撮影だけにとどまらず物事の問題解決などにも通じる。そんなことを思った次第です。

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おうち時間を工夫で楽しく

大学を卒業後、約15年間写真スタジオ、写真機材販売、北欧カメラメーカーの日本法人立ち上げなど行う。その後ITベンチャーにてマーケティング業務に従事しながら大学院に通いMBAを取得。現在もスタートアップ企業にて奔走中。