見出し画像

もう人生の半分、ベースと生きてます。

もう人生の半分、ベースと生きてます


今年で20年、職業としてベースを弾き続けている


もちろん苦労の連続、試行錯誤の連続、悩みの連続だけれど、それも含めて今も今まで以上に楽しく音楽を鳴らし続けている。



今年は家族も増えて、何か一つの節目でもあるなと自分は考えていて、これから家族の為にも今まで以上に腕を磨かなければいけないし、この仕事に誇りを持って、自分を全力投球しないとこれからはやっていけないなと思っている。


今までのままやってても駄目だと思うのです。


そんな中、最近は歳下との出会いも多く、プロとして仕事としてやるにはどうしたら良いか、質問されます。



僕は「プロになるためには」とか「プロはこうだ」「音楽で稼ぐ方法」みたいなのは好きではないので。


自分が大事にしてきた事、先輩や周りから教わった事や影響を受けた事が、何か一つのヒントになるのかも、と思い今回noteに書いてみます。


時代の変化


まず時代はどんどん変化していて、19歳の頃から本格的に音楽の事を考え始めて活動して行く中、時代の変化は常々に感じています。


20代の頃はクソもがいていました。腹立つ事も沢山あった

で、今思えば、40代を手前にしてもその頃になりたかった自分にはなれてはいない


それは自分の努力も足りなかったのもあるだろうし。時代の変化もあるだろう。


そのなりたかった自分が正解なのか、すら今にしてはよくわかりません。




こんな自分がこういう記事を書くのはあれだけどさっそく本題に、



まず個人的には今の時代ってすごい良い時代だと思っています。


もちろん、沢山の情報が入り、沢山魅力的なコンテンツが多い中、僕が10代の頃に夢をみた、異常な音楽バブル、の時代ではないけれど


練習した曲、届けたい曲を気軽にネットで配信で世界に届ける事ができる時代でもあるし


ベースでも、ギターでも始めたいなと思ったらネットでいくらでも情報に溢れている。(もちろんその情報に質の差があるのは間違いないので、その選択が問われるしスタートラインのハードルにはなったとは強く思う)


YouTubeなんかで他のプレイヤーのプレイなんかも気軽に観れるので、自分の足りない技術的な部分やヒントなどにもすぐに気づける。


僕の10代20代前半の頃は、プロとしてやりたいならとにかくライブに沢山足を運んで、色々なバンド観て、打ち上げに積極的に参加して、人に名前を売る、そういわれて来ました。

(ちなみに僕はそれが苦手でほとんどやってこなかった笑)



今は、誰かにみてもらう為のツールも多くなったので、僕みたいなやつは、それを使わない手はないかなと思います。


とにかく、仕事としてやるなら、”すべては自分次第”ってのと"人と人とのつながりが大事"なのはいつの時代も変わってないので、そういう意味でも今のところ根本的な事は変わらず、やり方が広がっただけなのでいい時代だなと思います。


そんな中、自分は少しずつ発信を始めました。


以前にこのnoteにも書きましたが、3年前くらいにギタリストの関口シンゴ氏のInstagramで日々upされてる、ズラーっと並んだ演奏動画を見てすげーな、カッコいいなと触発されて

その時インスタすらやってませんでしたが、それを境に色々と始めてみました。そのおかげでYouTubeにも繋がったし、沢山の繋がりを持つ事ができました。


自分の演奏も客観的に見れるし、それに割く時間はもちろん増えたけど、マイナスになった事なんか別にないんじゃないかなーと自分では思います。


正直コロナ禍は、こういう発信する事を楽しんで出来たからインプットも沢山できたし、腐る事なく続けれたんだなと思います!

続ける事によってやはり大切な人の繋がりが増えています。



そしてもう一つは、僕の大先輩であるピアニストの伊東ミキオさんと出会った20代の頃に言われた言葉があって、これはこの先もずっと大事だな、と思う言葉です。


「上手い人って沢山いるから、尚人なら尚人っぽさ、みたいな自分の"何か"を持った方がよいよ」

という言葉です



先日英語版のchat GPTでベースの色々な質問をして、その返ってきた言葉に驚きました。


そのうちAIが曲作るし、人が作った曲にもコードに合った秀逸なベースを弾くし、2秒で入れてくれる時代になるんだろうな、と思いました。


そんな時代になっても、先程言った、自分だけの何か、ただ正確に弾ける、上手く弾ける、だけではない、その人の人間が宿ったような、らしさ。


今でも十分大事な事ですが、そういうプレイができる事がさらに大事になるだろうなと思います。



長くなりましたが、


こんな便利になったけど、時代によって変わる事と変わらない事は確実にあるなぁと思っていて


いつの時代も、その道でやりたいのであれば「絶対にこれでやる」という信念を持って楽しんでるやつが強いんだろうなと個人的には思います。


もちろん日々、刀を磨き続けてないと、チャンスは掴めないと思うのですが



音楽は楽しいし、ミュージシャンとして生きてく人生はめっちゃ楽しいので、何か伝えれる事があればこれからも発信していけたらと思ってます。


さて明日から、連日リハーサルと本番、来月はツアーで忙しくなりそうです

今年は自分でやりたい事もあるので、日々をこなすだけではなく、しっかりとやりたい事を実現すべく行動したいと思ってます。


と、結局自分を奮いたたせるためのnote記事なのでした!



こうやってベースと生きていけてるのは、支えてくれてる家族と仲間、応援してくれてる皆のお陰という事を忘れちゃいけないね。



読んでいただきありがとうございました。



道は続く


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?