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ラブクラフトについて対話

日本文化に関しては、参照データセットがやや頼りないので、アメリカの作家について、ふたたび聞いてみた。

H.P.ラブクラフトのバックグラウンドについて対話。
趣味を同じくする友人と気楽に話し合うような感じで、ただの「検索」が無味乾燥的に感じるな。


【問い】H.P.ラブクラフトの小説に登場し、友人オーガスト・ダレスの興した出版社「アーカムハウス」の由来にもなっているアーカムの街。ラブクラフトは、このアーカムをニューイングランド地方の古都として、ロマンチックに描いています。この町のモデルはセイラムと言われていますが、それは事実でしょうか?
 
ChatGPT
H.P.ラブクラフトの小説に登場する架空の町「アーカム」は、彼の愛するニューイングランド地方のさまざまな特徴を持っており、特にマサチューセッツ州の実際の町や都市から多くのインスピレーションを受けています。アーカムは、ラブクラフトの作品の舞台として繰り返し登場し、彼のクトゥルフ神話の中心的な場所として位置付けられています。
セイラムは、アーカムのモデルの1つとしてしばしば指摘される都市の1つです。セイラムは1692年の魔女裁判で有名であり、歴史的で神秘的な背景を持っています。この背景は、ラブクラフトの作品におけるアーカムの雰囲気やストーリーに合致していると言えます。しかし、アーカムがセイラムだけに基づいているわけではありません。
アーカムは、マサチューセッツ州の他の町や都市、特にラブクラフトの故郷であるプロビデンス(ロードアイランド州)やニューイングランド地方の他の地域からの要素も取り入れていると考えられます。セイラムの特定の側面や歴史がアーカムの一部のインスピレーションとなった可能性は高いですが、アーカムがセイラムだけに基づいているわけではないと言えるでしょう。
 
【問い】ありがとうございます。ラブクラフトの故郷への郷愁がアーカムを創造したわけですね。アーカムにあるミスかトニック大学のモデルはブラウン大学といわれますが、こちらはどうでしょうか?
 
ChatGPT
はい、ミスカトニック大学のモデルとしてしばしば言及されるのは、ブラウン大学です。H.P.ラブクラフトはプロビデンス出身で、ブラウン大学との関連性が深いです。彼自身はブラウン大学に入学することはなかったものの、彼の家族や友人、そして彼自身が学問に強い関心を持っていたため、大学そのものとその周辺環境には非常に親しみを感じていました。
ミスカトニック大学は、アーカムの中心的な存在として、ラブクラフトの多くの物語に登場します。この大学には、禁断の知識や古代の秘密、異界の生物に関する数多くのテキストや研究があり、クトゥルフ神話の中心的な役割を果たしています。ブラウン大学の建物やキャンパスの雰囲気、さらには学問の重要性が、ミスカトニック大学の設定や背景に影響を与えた可能性は非常に高いです。
したがって、ミスカトニック大学がブラウン大学をベースにしていると言うことは、かなりの根拠があります。ただし、ラブクラフトがミスカトニックをデザインする際に、ブラウン大学の要素だけでなく、彼の独自の想像力や他のインスピレーションも取り入れていたことを念頭に置いておくと良いでしょう。
 
【問い】あなたのご指摘のように、ミスかトニック大学には「ネクロノミコン」に代表される古代のオカルト文献が収録され小説では重要な役割を果たしていました。現実のブラウン大学は歴史的にラブクラフトのインスピレーッションのヒントになるような研究も行っていたのですか?
 
ChatGPT
ブラウン大学は、アメリカのアイビーリーグに属する歴史的で名門の大学であり、多岐にわたる研究が行われています。しかし、ラブクラフトの作品に登場するようなオカルトや異界の生物に関する学術的研究が実際にブラウン大学で行われていたかというと、そのような証拠は存在しません。
ラブクラフトの「ネクロノミコン」やミスカトニック大学の古代の秘密文献は、彼の独自の創作であり、実際の学問や研究とは関係がないものです。ただし、ブラウン大学の学術的な雰囲気や、彼が学びたいと思っていた古典や哲学、そして歴史などの分野が、ラブクラフトの作品に影響を与えている可能性は考えられます。
一方で、ラブクラフトは個人的に多くの書籍を読んでおり、古代の歴史や神話、オカルトに関する知識を深く持っていました。彼の知識や興味が、彼の作品の中でどのように反映されているかを考えると、彼独自の研究や興味が、ネクロノミコンやミスカトニック大学の設定のインスピレーションとなったと言えるでしょう。
 
【問い】ありがとうございます。アメリカは独立からの歴史が浅く、欧州のような文化の蓄積がないと揶揄されることがありますが、ラブクラフトの描くプロビデンスやニューイングランド地方の風物に接すると、なにか東欧の風景のようなものすら感じます。ニューイングランド地方あたりには、欧州から来訪した移民たちが作った文化の痕跡がいまでも残っているのでしょうか?
 
ChatGPT
はい、ニューイングランド地方には欧州からの移民たちが持ち込んだ文化や伝統、そして歴史的な背景が数多く残っています。
1.     初期の植民: ニューイングランド地方は、17世紀初頭のアメリカへの植民活動の初期から英国からの移民が多く訪れた地域です。ピルグリム・ファーザーズが1620年にメイフラワー号でプリマスに上陸したのをはじめ、多くの清教徒が宗教的な自由を求めてこの地域に移住しました。
2.     建築: ニューイングランド地方の町々には、17世紀や18世紀からの古い建物が多く残っており、その建築様式は欧州の影響を強く受けています。
3.     伝統と祭り: 例えば、セイラムの魔女裁判のような歴史的事件が今も伝えられており、その他の伝統的な祭りや行事も継続されています。
4.     文学: ニューイングランドはアメリカ文学の発展にも大きな影響を与えており、エドガー・アラン・ポー、ネイサン・ホーソーン、ヘンリー・デイヴィッド・ソローなど、多くの著名な作家たちがこの地域にルーツを持っています。
5.     宗教: ニューイングランドの宗教的背景もまた、その文化や価値観に影響を与えています。清教徒の厳格な信仰が、地域の法律や慣習、そして文化に影響を与えたのです。
ラブクラフトが描写するニューイングランドの風景や雰囲気は、この地域の深い歴史や文化、そして欧州の影響を反映しています。彼の作品を通して、読者はニューイングランドの古き良き時代や神秘的な側面を垣間見ることができるのです。
 
【問い】たいへん明快にお答えいただきありがとうございます。ラブクラフトの残した作品群は、生前はほとんど注目されませんでしたが、死後に評価が高まり、コリン・ウイルソンやミシェル・ウェルベック等にも高く評価され、アメリカ20世紀の成果とまで言われるようになりました。2021年現在のラブクラフト研究においては、彼の文学上の功績はどのように評価されているのでしょうか?
 
ChatGPT
2021年現在、H.P.ラブクラフトの文学上の功績は、ホラー文学や幻想文学の中で特に高く評価されています。以下は、彼の評価や影響に関する主要なポイントです。
1.     クトゥルフ神話: ラブクラフトが生み出したクトゥルフ神話は、特に注目されています。彼の作品に登場する古代の神々や宇宙の恐怖は、後の作家たちに多大な影響を与え、独自の神話の世界を築き上げました。
2.     コスミック・ホラー: ラブクラフトは「宇宙的恐怖」や「コスミック・ホラー」というジャンルを確立しました。彼の描く恐怖は、人間の無意味さや宇宙の広大さ、無関心な力に対する人間の脆弱さに焦点を当てています。
3.     スタイルと言語: ラブクラフトの独特の言語や表現は、しばしば評価されています。彼の詳細な描写や独自の語彙は、読者を彼の創り出す世界へと引き込む力があります。
4.     社会的・文化的評価: 一方で、ラブクラフトの人種的・文化的な見解は、現代の観点から見ると問題視されることもあります。彼の作品や私的な書簡には、公然と人種差別的な意見が表れている場合があり、これに対する批判も少なくありません。
5.     継続的な影響: ラブクラフトの影響は、文学のみならず、映画、ゲーム、音楽、アートなど多岐にわたります。彼の作品やキャラクターは、様々なメディアで再解釈され、継続的に新しいファンを魅了しています。
全体的に、H.P.ラブクラフトは20世紀のアメリカ文学において、ホラー・ファンタジーのジャンルにおいて特に顕著な存在として確立されています。彼の独自の視点や哲学、そして文学的な手法は、後の多くの作家やクリエイターに影響を与えています。
 
【問いというより対話】ありがとうございます。おっしゃる通り、人種差別的な偏見はラブクラフトの小説のなかにめだちます。偏狭な考え方も感じることがあります。これはラブクラフトの出自や人生経験にも由来するようです。ラブクラフトは、生前は孤独な人生をおくったといわれていますが、その孤独が豊かな想像力をはぐくんだようですね。
 
ChatGPT
はい、H.P. ラブクラフトの人生は多くの面で困難に満ちていましたが、その経験が彼の作品に影響を与えたことは間違いありません。
1.     若干の生い立ち: ラブクラフトは幼少期に父を失い、母とともに祖父の家で育てられました。彼の家族は一度は裕福でしたが、次第に経済的に困窮していきました。この環境は、ラブクラフトが過去の栄光や衰退、没落などのテーマに興味を持つ原因の一つと考えられます。
2.     孤独: ラブクラフトは非常に内向的な性格であり、少ない友人とのみ交流を持っていました。しかし、彼は文通の友人と頻繁に手紙のやりとりをし、その中で自分の意見や考えを詳細に書き記していました。この手紙のやりとりは、彼の思考や創作活動において非常に重要な役割を果たしていました。
3.     都市と田舎の対立: ラブクラフトは都市と田舎の対立や、古いものと新しいものの対比に魅了されていました。彼の故郷プロビデンスに対する深い愛情と、大都市ニューヨークでの不快な経験は、彼の作品の中でこのテーマが頻繁に取り上げられる原因となっています。
4.     偏見と世界観: はい、ラブクラフトの作品には人種や文化に対する明確な偏見が見られることがあります。これは彼の生い立ちや時代背景、そして彼自身の経験や教育に基づくものであり、彼の作品の中での主要なテーマの一つとなっています。
これらの経験や背景が彼の豊かな想像力や独特の世界観を形成する原動力となったと考えられます。孤独や困難な状況は、しばしばクリエイティブな人々の中で創造の源となります。ラブクラフトもその例外ではありませんでした。
【お礼】ありがとうございました。有効な対話ができたと思います。またお会いしましょう。
 
ChatGPT
どういたしまして。質問に答えることができてうれしいです。いつでもご質問や対話を求めて戻ってきてください。またのお会いを楽しみにしています。安全で快適な一日をお過ごしください!


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