【雑記】久しぶりにアイスクリーム食べたくなったから調べてみた。
皆さんこんばんは。
中村です。
三連休も折り返し地点ですね。
有意義な時間をお過ごしでしょうか。
まだ冬は続きますが、今回は季節外れな"アイスクリーム"について書いていきます。
1.アイスクリームの歴史
◎前史
古代のアイスクリームは、今のシャーベットのようなもので、お菓子としてではなく疲れた体を元気にする「健康食品」として利用されていました。
アラブで、古代ギリシャやローマで、そして中国でも、この甘い氷菓は次第に人々の心を虜にし、王侯貴族や裕福な人たちに嗜好品として愛されるようになっていきます。
◎伝播
16世紀の半ば、アイスクリームの歴史に大きなエポックが訪れ、その後のすばらしい発展のきっかけになります。
それは、冷凍技術の発明とカトリーヌ・ド・メディチとフランス王アンリ2世の婚礼です。
当時、イタリアで食べられていたアイスクリームがフランスへ伝わり、さらにヨーロッパ各地にも広がっていきます。
16世紀初め、イタリアでものを冷やす技術が大きく発展します。
パドヴァ大学教授であったマルク・アントニウス・ジマラが、水に硝石を入れるとその溶解熱により水の温度が下がることを発見します。
この方法を当時のイタリアの富豪たちは食卓でワイン等を冷やすのに利用しました。
次いで、氷に硝石を混ぜることにより冷やす時間をスピードアップさせる技術が開発され、ついに飲み物を凍らせることに成功。
天然氷を利用しないシャーベットが作られるようになり、バリエーションも一気に広がりました。
1533年、フィレンツェの大富豪メディチ家のカトリーヌは後のフランス王アンリ2世となるオルレアン公に嫁ぐ時、菓子やアイスクリーム職人をはじめ、多くの料理人を伴いました。
メディチ家の料理人たちによりイタリアの豪華な料理がふるまわれました。
木イチゴやオレンジ、レモン、イチジク、レーズンなどのドライフルーツ、アーモンドやピスタチオなどのナッツを使ったシャーベットのすばらしさにフランスの貴族たちは驚嘆したそうです。
◎アメリカへ渡る
アイスクリームはヨーロッパから新大陸アメリカへと伝わり、爆発的に広まります。
今やアメリカは世界最大のアイスクリーム王国で、アメリカ人の生活はアイスクリーム抜きにしては考えられません。
「アイスクリーム」と言う言葉も、実はアメリカで生まれたものなのです。
◎日本への進出
日本人がアイスクリームと出会うのは江戸末期。
幕府が派遣した使節団が訪問先のアメリカで食べたのが最初で、そのおいしさに驚嘆したと伝えられています。
そして明治2(1869)年、日本で最初のアイスクリームが誕生しました。文明開化の波に乗り、日本のアイスクリームの歴史が始まりました。
◎アイスクリーム時代の到来
戦後、アイスクリームの大衆化がさらに進み、現在に残る名品が続々と売り出されます。
さらに、冷凍庫付きの家庭用冷蔵庫も普及し始め、アイスリーム時代が到来します。
※出典:日本アイスクリーム協会ホームページ
2.アイスクリーム人気ランキング
実は家庭用アイスクリームは激戦市場といわれています。
毎週各社が新作商品を販売しているほどです。
多くのアイスクリームが世に出回っていますがどのアイスクリームが人気か分かりますか?
年間売上高で上位に名を連ねるのは決まってロングセラー商品なのです。
上位のうち、7ブランドが発売から40年を超えるベテラン勢で埋まっています。
毎週のように新作が出れば中には限定品も含め、買いに行く消費者もいます。
アイス好きの中にはSNS等で新作のアイス情報のアカウントをフォローし、情報収集に余念がない人もいる。
Instagramでアイス部もあるほど。
こうした人気も反映し、全国の小売店で買える家庭用アイスの新商品は年間約250種類に上るといわれています。
しかし「限定品」で発売され、ある一定期間が過ぎれば販売終了となる商品も多いです。
中には人気爆発で、いち早く販売終了となる商品もあります。
限定商品は話題性も大きい。
そんな状況もあり、アイスクリーム売れ筋はロングセラー商品ばかりとなっています。
そこで、2020年のアイスクリーム売上ランキング上位3位をご紹介します!
※出典:アイスクリームプレス
まずは第3位から。
第3位
「江崎グリコのパピコ」
実は50年近く愛されています。
部活帰りにチームメイトと半分にパッキンして食べていたのが懐かしいです(笑)
炎天下の中、シャーベット状のアイスが身体に染みます。
ちなみにコーヒー味が好きです。
第2位
「森永チョコモナカジャンボ」
20年連続して販売金額も拡大中。
人気の秘密はパリパリ食感かつ、中に入るチョコは板チョコではなく、液体を流し込み固める工夫がなされています。
口溶けにもこだわるのはさすがですね。
関ジャニ∞を起用したテレビCMでも放映されました。
その結果、長年「バニラモナカ」単独でも関ジャニのCMで訴求して以来、売れ行きに拍車がかかったといわれています。
そしてモナカジャンボを差し置いてトップにいるのは...
第1
「明治エッセルスーパーカップ超バニラ」
ブランド内の2位商品の約4倍、「超バニラ」が売れています。
パッケージでの謳い文句「バニラの王道」はインパクトが強いですね。
当時の方針を今でも変えず、「安い・デカイ・ウマイ」を訴求しています。
長年愛される理由で考えられるのは
(1)お手頃価格てどこでも買える利便性
(2)各社の創意工夫
(3)ブランドへの安心感
この3つがあるからこその結果なのではないかと思います。
3.まとめ
アイスクリームの歴史から始まり、ランキングだは長年販売しているアイスクリームがトップ3を総なめ。
長く永続的に売れていくにはまた食べたいと思われたり、考えなくても手に取るほどの定着があってこそだと思います。
今回の内容を機会に皆さんもアイスクリームの選び方を参考にしてみてはいかがですか。
以上、中村のブログでした。
中村尚渡
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