見出し画像

【手品】道具や技術より大切なもの

手品マジックが出来るようになるためには、道具が必要であったり テクニックが必要であったりする。
道具を手に入れる為にはお金などが必要だし、
テクニックを身に付ける為には時間などが必要。
どちらか、またはどちらも無いと手品が出来ない。

僕は、これらの道具やテクニックを入手 会得するより大事なモノがあると思っている。

それは考え方だ。

この考え方が無いと、ただむやみやたらにお金があるだけ道具を買い、時間があるだけテクニックを漁り情報収集するだろう。
ここで、自分の中に「手品に対する考え方」「手品に対する価値観」いわば「手品観」があれば、十分な時間やお金があっても、ただ手に入れるだけでなく、取捨選択することが出来る。

情報や行動の選択肢を豊かにする為に教育がある。と同じだと思っている。
そして情報収集や取捨選択だけではなく、手品の構成や演出なども この手品観によって大きく左右される。
如何に手先が器用で 難易度の高いテクニックを短い時間で会得する事が出来ても、この手品観の中の構成や演出が醸成されていなければ、上手い手品は出来ないでしょう。

では、どうやって手品観を構築するか。
多くの手品を柔軟に学び続けること。

誰もが納得するような 健全な手品観は無い。
誰もが正解と言う 手品観は無い。
マジシャン一人一人違うもの。
でもそれで良い。みんながみんな一つの価値観に合わせる必要がないから。しかし、他の価値観を受け入れて参考にする事は必要だと思う。
染まらなくていいし、強要するものでもない。

なぜならば、手品観の前に一人一人の人生観や人間観が異なるから。(ってここまでいくと自己啓発になるのでやめといて)

色々な手品や道具やテクニックを見て、自分の手品観を作っていく。そのマインドを持って取り組む事。

自分が思う 良い手品とは何か?
自分の好きな手品は何か?
どんなマジシャンに憧れるか?
不思議さ?面白さ?感動?何を重視するか

などなど様々な観点からマジックを切り取り考え続けて 時には破壊して建設していくこと。
これが大事だと思ってる。

んで、職業手品師になる為には更に必要な事がある
それは「仕事の考え方」である。
手品でどうやって仕事をするか、何をするか、どこでするか、誰とするか、いくらでするのか、どこまでいくのか、誰にするのか、顧客はどう集めるか、広めるか、いつまでやるか、いくら稼ぎたいのか、事業を広めるのか、興すのか
などなど、考え持っておく事が必要である。

どう鍛えるか。
マジックで仕事をしていくこと。
そして、世の中の仕事観も学ぶ必要があるでしょう。

もちろん、僕は手品の考え方も、仕事の考え方も まだまだです。
これからより良くなっていきたい。
そう思っています。

何のために?

それも 一人一人 ちがうでしょう。

それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?