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10年間続けてきて気づいたこと(1)

10年、毎日続けていればいっちょまえになる
って聞いたことありませんか?

Googleで検索していると出てきました
吉本隆明さんという思想家の方が残した言葉です


10年間野菜の流通に取り組む中で見えてきたことについて
私の実感を簡単に書きます

まずは卸売市場がなぜ存在するかを理解する必要があります

日本で一番初めにできた市場法は
1923年に制定された「中央卸売市場法」です

諸説ありますが

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1917年にロシア革命が起こり、社会主義政権が成立
資本主義の国家たちは社会主義を危険なものと考え
世界に広がるのを防ごうとしました
当時、満州に進出していた日本も
アメリカなどと共にシベリア出兵を発表
それを聞いた米商人たちが
米の需要が高まることを予想し
買い占めを始めました

結果
価格が高騰し庶民たちがお米を買うことができなくなり
1918年に米屋に押しかけて安売りを要求
これが全国に広がり
各地で米商人や大商人を襲う騒動が起きました

政府もこれはまずいと考え
食料品価格の安定化を図る為に
中央市場法が制定されました
ーーーーー

つまり卸売市場は価格の安定化を行い
生産者にとっても消費者にとってもちょうど良いバランスを
取る機能を保持しているということです

この機能が近年、弱まってきているのです
つまりは卸売市場自体の力が無くなってきているということです

なぜか

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