【ピラティス日記】臨床で活きるピラティス指導
フォームローラーを用いて行うピラティス「ファンクショナルローラーピラティス」は登録インストラクターの約半数が医療従事者です。
なぜ医療従事者に支持されているのでしょうか?
ピラティス×理学療法
ピラティスは民間の健康体操としてNYにはじまり、ダンサーに支持されて全世界に広まっていきました。
そこから主にフィットネスやダンスの世界でコンディショニング法、ポストリハビリテーションとして発展してきました。
また、ダンスやフィットネスの背景を持つ医療従事者によって、医療現場にも応用できるのではないかと検証され、徐々に医療従事者がまとめたピラティスも出てくるようになりました。
僕が15年前に学んだポールスターピラティスも、CEOはブレントアンダーソンというPT(理学療法士)です。
確か、PHIのCEOも理学療法士のはずです。
実際、オーストラリアに研修に行った時にもピラティススタジオで働くPTも普通におり、開業権がある国では、PTとピラティスはかなり補完し合うような形で両立されています。
日本のPTには開業権がないので、欧米のような協働はあまり見られていませんが、逆にピラティスを医療現場に応用する傾向はより強いかもしれません。
イクイップメント&マットのデメリット
ピラティスのイクイップメント利用にはいくつかのデメリットがあります。
ではマットピラティスをとなると、こちらもデメリットがあります。
それらのデメリットを克服しつつ、ピラティスの原則を十分に医療現場に応用できるのが、フォームローラーを用いることなのです。
ベットサイドでのリハビリテーションからリハ室まで、どこでも持ち運びができます。
また、休み時間にセラピスト本人の体のコンディショニングまでできます。
動けるようになると、学校や国試対策で習った机上の知識が、体に落とし込まれて、本当の意味での身に染みた知識に変わります。
僕はこれを「知っているから分かるへの変換」と表現しています。
患者さんも、姿勢のいい説得力のあるセラピストから運動指導を受けたいですよね。
医者の不養生ではないですが、セラピストの不養生もありますよね。
本来なら、学校教育の中にこのようなピラティスを通した体感型の授業があるといいのですが、、、。
学校の先生で、興味ある方、ぜひご一報ください。
医療保険が崩壊間近の中、セラピストも動ける説得力が必要です。
予防運動の世界での活躍もこれからもっと脚光を浴びていくでしょう。
学校の売りにもなりますので、ぜひシラバスへの検討お願いします。
イベント&カンファレンス
さて、ファンクショナルローラーピラティスでは、毎年一般向けのイベントと、認定インストラクター向けのカンファレンスを行っています。
コロナ禍ではオンライン開催ですが、逆に交通費がかからずに全国どこからでも受講することが可能です。
特にイベントは誰でも参加できますので、興味のある方は気軽に参加してください。
ファンクショナルローラーピラティスの養成講座スケジュールに関してはこちら。
イベントに関してはこちら。
よろしければサポートをお願いします。私自身ではまだまだ微力です。当たり前の選択や情報を得ることができていない方々に、予防医学の視点で、知らなかったことで損した方を少しでも減らすよう、有益な情報を発信していきます。皆様の応援を励みに、より精進して行きます。応援ありがとうございます。