見出し画像

【マガジン】ポーズが取れることよりもどれくらい集中しているかを大切にしたい

アーサナの指導をしていてつくづく思うことですが、アーサナの実践において、大切なことは、ポーズが取れるかどうかではなく、どれくらい集中しているかどうかだと。

それは、アーサナの入り方や出方、保持している時の雰囲気などからかもし出されます。見ていると分かります。空気感が違いますので。

身体の柔軟性や、筋力で取れるアーサナは多々ありますし、練習していればアーサナが取れるようになるというのは当然で、競争ではないので別にそれ以上でも以下でもありません。ただポーズが取れるというだけです。それに大した価値はありません。

でも、集中してアーサナを取っているその雰囲気は特別です。空気が凛として、場が引き締まります。側で見ていても背筋が伸びるというか、まるで違います。

それは、形ではない、内部から導き出されるエネルギーです。そういう所には価値を感じます。質の高さですね。

【習字に例える】

僕は習字は全然素人でまるで下手です。でも、習字の上手な方が書いている姿には固唾を飲むような雰囲気は分かります。丁寧にゆっくり筆を走らせるところと、勢いがあって流れを感じる筆捌きがあって、空気感が違うところがありますね。

そういう、緩急と言いますか、芸術の流れの奥深さのようなものを僕は、アーサナの実践にも感じたりします。まぁそれは僕が合気道や祖父母から日本文化のような道の精神を肌で感じているからかもしれません、、、。

僕にとっては、アーサナの実践においては、精神の集中や、道のような質への探求というものがあります。雑にしたくないという日本特有の美意識でしょうね。これはインドとも違うと思います。そこまで質が高いかというとどうかな、、、?という印象がインドのアシュラムでも感じていました。もっと自然体というか、習慣的というか。日本で宿坊に行ったときに、若い禅僧をと過ごしていいた時に感じたものと似ていました。

少し語弊はありますが、日本の方がインドよりも大人っぽさを感じます。禅を表している日本庭園のような美的な質の高さはインドでは感じないものなんですよね。話が、少しづれてしまいましたが、僕にとってヨガとの向き合い方は日本の美意識や道に近い質の高さを求めたくなってしまうのです。自分でもつくづく日本人だなと思います。

ここから先は

1,030字
ヨガの解剖学の第一人者直伝のヨガ指導のポイントをお伝えします。他ではあまり伝えない内容もここではお伝えします。怪我のないヨガ指導。自分らしいヨガ指導。ヨガインストラクターとしての指導のポイントをお伝えします。

ヨガ指導におけるヒントや有益な知識情報をお伝えします。特にヨガの解剖学や安全安心な指導への情報を中心にお送りします。

よろしければサポートをお願いします。私自身ではまだまだ微力です。当たり前の選択や情報を得ることができていない方々に、予防医学の視点で、知らなかったことで損した方を少しでも減らすよう、有益な情報を発信していきます。皆様の応援を励みに、より精進して行きます。応援ありがとうございます。