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【日記】ヘルシズムへの違和感

健康中心主義、健康至上主義のことを「ヘルシズム」というそうです。
健康が全ての最優先であり、優先的に選択される立場を指しています。
健康が目的になっている人生と言ってもいいかもしれません。

僕も理学療法士ですし、予防運動を啓蒙する立場ですので、もちろん健康が大切だという立場です。
ただ、お酒も飲みますし、時にはスナックも食べます。
若い時よりも無理ができなくなったので、悪酔いや食べ過ぎは少なくなりましたが、それでも健康にいいか悪いかばかりを気にしては生きていせん。

レポート作成が間に合わなければ徹夜もします。

ヘルシズムの場合は、健康が優先ですから、楽しむとか時に度が過ぎるような楽しみ方はしないでしょう。

このヘルシズムに関して、個人的には、「健康が特別だ」というその概念に違和感があります。
僕は健康がデフォルトであって、不健康が特別な異常な状態と考えています。
だから、異常な状態をデフォルトな健康状態に戻すことが予防だと思っています。

世の中には、ムキムキになって免疫力アップ!みたいな謳い文句が溢れていますが、人間のデフォルトはムキムキではないでしょうし、免疫も普通でいいので別に下がらなければいいと思います。
免疫アップはアレルギー状態ですし、なんでも高ければいいわけではありません。

人間の脳が特別な、刺激的なものを欲するので、メディアはそういうふうになっていくのだと思って見ています。
以下の提言はとてもしっくりきます。

ヘルスプロモーションはヘルシズムを否定していると。
ぜひ読んでみて下さい。



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