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予防運動関連まとめ

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予防医学を運動の側面から実現するのが予防運動療法です。予防運動の考え方や啓蒙のための記事を集めました。
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2020年9月の記事一覧

脚の長さコーディネーター®︎養成で感じたこと

今回の脚の長さコーディネーター講座では10名中5名の方が実際に脚の長さに差がある方々でした。そして、ご自分で補高したことによる体の変化を実感して、それを他の方にも伝えたいということで参加して頂けました。 当事者の方々が伝えたいといって参加して頂けるのが本当に嬉しいです。 なぜならその必要性を実感している方々だからです。 【まだまだ足りない専門家】報告によると脚の長さに差がある人は9割にも及ぶと言われています。 でも実際にその脚の長さを測る機会は今の社会サービスの中では

内股は悪くない!あなたらしい歩き方があります

内股はおかしいからつま先を外に向けて歩くように意識して直した、直されたという方、結構いますね。 確かに内股歩きは少し目立つかもしれません。 他の人と違うことは恥ずかしいことだという日本特有の恥の意識ありますね。でも、骨格は人によって違うのに、同じ歩き方じゃないといけないというのは変だと思いませんか? 【爪先の向きにも個性がある】意外と思われるかもしれませんが、歩くときのつま先の向きにも個性があります。つまり、ある人は外股で歩き、ある人は内股、ある人は左右のつま先の向きが

「歩き」が僕ら人の動物としての基本的な移動形態(ロコモーション)である以上、一番大切な運動なのです

長い題ですね、、、。 でも本当に伝えたいんですよね、、、「歩く」ことの重要性。 動物のロコモーション(移動形態)を見てみると、魚は体をくねらせて泳ぎます。爬虫類は跳ねるか這います。哺乳類は背骨を伸ばしたり縮めたりして走ります。鳥は羽を羽ばたかせるか二足で走ります。 さてヒトは、、、。 「歩く」というのがデフォルトですね。時には泳ぎますし、走りますし、跳ねることもできますが、まぁ基本は歩きますよね。 文明化が進んで、移動も自転車、車、電車、飛行機、、、というふうに変化

自分を知らないのに自分を制御することはできない;ヘルスプロモーションに繋がる今後の医療のあり方

ヘルスプロモーションという概念を知っていますか?WHOが定義している概念です。 定義は「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善することができるようにする過程」とされています。 公衆衛生が概ねの成果を上げあた今、WHOは健康を自らコントロールすることの重要性を啓蒙しています。 【自分を制御するには何が必要か】健康に関して、自ら意思決定をして、管理するには何が必要なのでしょうか? 僕は「自分を知る」ことだと思っています。 それは遺伝子的な素因であったり、骨