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GAGA CHROMATICA BALL

僕は歌心のあるシンガーが好きです。「歌心がある」とは、自分の身を削りながら曲を作り、湧き起こる気持ちを歌に吹き込む。声に吸引力があり、聴いているうちに感情が揺さぶられる。抽象的で分かりにくいな(笑)。ビートが激しくてもバラードでも、どこか切ないんだよね。で、そういう歌い方だと、曲の世界に自分を重ね合わせることが出来る。

レディー・ガガはともかく好き。聴いてて引き込まれる。衣装は奇抜だけど、正統派シンガーだと思う。例えばこれ。彼女のソウル・シンガーとしての魅力爆発。

ザ・ローリング・ストーンズの最新作『Hackney Diamonds』にも一曲参加しており、ミック・ジャガーとデュエット。ソウル・バラッドを見事に歌い上げてます。

そんな愛しのガガ様が2022年に行ったワールド・ツアー『GAGA CHROMATICA BALL』が映画化されました。

2022年の7月、ドイツからスタートしてヨーロッパを回り、アメリカに移動。9/3,4の2日間、さいたまベルーナ・ドームで来日公演も行われました。僕が行ったのは9/3。

行きました、ベルーナ・ドーム
池袋から電車に揺られ約1時間。遠かった…。
グッズ売り場。長蛇の列でなにも買えず 泣


そしてアメリカに戻り、9/10のL.A.公演で映画用の撮影が行われました。全米ではHBO、日本でもU-NEXTで独占配信がスタートしています。

ライヴ全曲収録は嬉しかった。感動の来日公演が蘇りました。ステージ・セットも曲目も全部一緒でしたし。

特に映画『アリー スター誕生』からの2曲、“Shallow" "Always Remember us This Way"をセンター・ステージで歌い上げるパートは何度観ても感動します。彼女の「歌心」が炸裂してます。"Always〜の出だしは“That Arizona sky"ですが、今回のツアーでは、その土地に合わせて地名を変更しています。日本公演では"Tokyo sky"と歌ってました。(ここは埼玉なんだけど)と思いましたが(笑)、海外の人にとっては関東圏はざっくり「トキオ」なんでしょうね。この映像のL.A.公演では"That California sky"と歌ってます。

セットリストはこちらで、5つのセクションに分かれていました。ACT Ⅰ以降に最新作『CHROMATICA』の曲が散りばめられ、コンサートはアルバムを中心にしたコンセプトであることが分かります。また、各ACTの合間にはイメージ・フィルムのようなものが上映してされ(その間ガガは衣装替え)、今回の映画でもそれはノーカットで観る事が出来ます。とてもシアトリカルな演出ですが、中盤でのセンター・ステージは、弾き語りということもあり、対照的に非常にガガのパーソナルな面が感じられます。

1. Bad Romance
2. Just Dance
3. Poker Face
【ACT Ⅰ】
4. Alice
5. Monster
6. Replay
【ACT Ⅱ】
7. 911
8. Sour Candy
9. Telephone
10. LoveGame
【ACT Ⅲ】
11. Babylon
12. Free Woman
〜センターステージ〜
13. Born This Way
【ACT Ⅳ】
14. Shallow
15. Always Remember Us This Way
16. The Edge of Glory
17. Angel Down
18. Fun Tonight
19. Enigma
~メインステージ~
【FINALE】
20. Stupid Love
21. Rain On Me
〜アンコール〜
22. Hold My Hand

MCが多いです。弾き語りの曲は途中でも結構観衆に話しかけます。海外ではそうなんでしょうね。日本に来ると洋楽アーティストは言葉の壁があるから、MC少なめになっちゃいますね。ステージでのトークはそんなに難しい英語じゃないし、気にせず日本でもガンガン喋って欲しいな。

"Shallow"を弾き語るガガ様


毎日のように家のホームシアターで観てるんだけどらやっぱり映画館で観たいですな。それもIMAXで。

毎回、“Hold My Hand"のラストでこんなメッセージを送ります。日本公演でもそうでした。こういうところが好きなんです。

愛してます
自分自身を信じて
ありのままの貴方を愛して
誇り高く

Believe in yourself. Be proud. か。勇気くれますね、ガガ様。そんなシンガーが好きです。

my note #101

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