ベルリンでの近況など

3月にドイツに移ってから4か月半、ベルリンでは2か月半が経ちました。前回書いたように6月はユダヤ博物館(Jewish Museum Berlin)の展示「Open, Closed, Open」でロボットのプログラミングと映像のプログラミングの手伝いをしました。

同展示はユダヤ系アーティストの奨学生の中から DAGESH Art Award を受賞した Liat Grayver、Yair Kira、Amir Shpilman の三名のアーティストがそれぞれ映像、ロボット、サウンドを担当して一つのインスタレーションを制作しました。私は主にヤイルのサポートとして菅野創さんとロボットの制作にあたり、Raspberry Pi と Arduino のプログラミングやセンサなどの電子工作をしました。砂場の上を走行しながらブラシでヘブライ文字を書くのですが、砂の量が多いと前に進まなかったりトラブルはあったものの先月無事にオープニングを迎えることができました。また、写真には載っていませんがインタラクティブなパーティクルの映像でもリアットのアシスタントとしてプログラミングを行いました。オープンしてから何度か足を運びましたが、観光スポットということもありほとんど人が途切れず鑑賞していただけてありがたく思っています。

展示は8月11日までですのでベルリンにいらっしゃる機会があればぜひお越しください。他にもユダヤの歴史資料や写真展、ジェームズ・タレルのインスタレーションもあります。

7月の上旬はオランダのアイントホーフェンに5日間滞在してジェスチャーを使ったコーディングのプロジェクトを開始しました。4月にマインツで行われた Choreographic Coding Lab で知り合ったデザイナーでダンサーの Alvin Arthur とのプロジェクトで、今後ダンス・カンパニーと協力しながら更にリサーチを進めていく予定(らしい)ですので、近いうちに詳しいことをリリースできればと思います。下の動画はアルヴィンがデザイン・プロジェクトとして制作したティーザーで、これを基に実際のシステムを制作していきます。

7月はベルリン芸術大学(Universität der Künste Berlin、略して UdK)の卒展がありました。絵画やビジュアル・アートからデザイン、ファッション、メディア・アートと見ごたえのある展示で、中でもおもしろかったのは Dennis Fuchs というアーティストの食品サンプルをモチーフにした作品でした。実は今年3月から3か月間、多摩美で交換留学をしていた際にこのアイディアを思いついたそうです。

今後、8月のぼんやりとした予定としては先のアルヴィンとのプロジェクト等、9月以降のいくつかの案件の準備をしながらドイツ語の勉強を続けていこうと思っています。4月から毎月ドイツ語の語学学校に通っていて、8月の終わりまでには B1 を修了できそうです(大学で必要な語学スキルは B2 なので、それから B2.1 と B2.2 を受講すれば終わりですが、学校の要件によってはドイツ語版の TOEFL のようなテストを受ける必要があるかもしれません)。9月は Dance4 という英国ノッティンガムでアーティスト・イン・レジデンスをする Christopher Matthews というダンサー・振付家と共にインスタレーションを制作する予定です。その後は香港の Hong Kong Academy for Performing Arts でベルリンのダンサー Raphael Hillebrand とメディア・アーティストの Mio Loclair と一か月のレジデンスをする予定ですが、その合間に数日間一時帰国するので是非ご連絡ください!!

そして10月中旬にはドイツのケルンに移ってケルン・メディア芸術大学で修士課程を始めます。ちなみにドイツの大都市では部屋を探すのが難しく、10月にケルンに移ってから安いアパートを見つけるのは無理だろうと思っていたので既に部屋探しを始めています。こちらでは不動産ではなく大家や引き払う予定の借主と直接交渉することが多いのですが(カナダでもそうだったので欧米では普通なのかもしれません)、その際はインターネットで調べたり、大学のメーリングリストで流れてきた物件に問い合わせるのが一般的です。この前ケルンに行った際に訪問した家では既に5人の問い合わせがあったそうで、その中から選んでもらえるように自分をアピールするのは就活さながらの緊張感があります。結局その部屋は他の人に渡りましたが、現在は別の物件と交渉中なので、ドイツを離れる前に部屋が決まったらと思っています。

ここからは有料記事ですが今回はあまり刺激的なことはなしでお金のこと(家賃とかもう少し詳しく)等について書きました。

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ベルリンでの近況など

Naoto Hieda

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