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【気候変動と感染症】

最近の大規模な自然災害を見ていると、温暖化の影響で日本の気候が熱帯地域の気候に近づいているような気がします。古来、日本は四季が分かれていて春夏秋冬の風情のある文化を育んできました。万葉集などの和歌では、日本人の季節に対する感受性の鋭さを感じることができます。けれど、最近は春や秋の過ごしやすい季節が短くなり、夏と冬が長い印象に変化してきています。また、梅雨時の雨も熱帯地域の豪雨のように変わってきています。こうした気候の変化により毎年のように大きな自然災害が発生するようになりました。温暖化対策に取り組むのに、残された時間はあまりないのかもしれません。自然が人間に猛威を奮う世界はもう間近に迫っているのです。

SDGsとは、
Sustainable (持続可能な)
Development(開発)
Goals             (目標)
「持続可能な開発目標」と訳されている国際的な開発目標のことです。17の世界的目標、169の達成基準、232の指標から構成されています。
最近の日本で起こっている自然災害のことを考えながら、地球の気候変動に思いが至りました。SDGsというのは、最近いろいろな場所で聞かれるようになりましたしバッチを付けている企業の方も多いです。世界的には「この温暖化の影響による気候変動が自分たちの未来を壊す」という危機感を持っている子供たちが増えてきています。しかし、日本では社会全体にそうした危機感が乏しい感覚があります。

グレタ・トゥーンベリさんは、2003年1月3日生まれの18歳。スウェーデン人です。2011年、8歳の時に気候変動のことについて初めて知ったとされています。なぜ気候変動の対策がほとんど行われていないのか理解できず落ち込み無気力になり、アスペルガー症候群、強迫性障害、選択的無言症と診断されました。2017年8月、15歳の時に、スウェーデン語で「気候のための学校ストライキ」という看板を掲げて、より強い気候変動対策をスウェーデン議会の前で呼びかけを行い名前が知られることとなりました。
グレタさんは2019年8月14日から28日までの14日間、イギリスのプリマスからアメリカのニューヨークまで行くという大西洋横断航海を行いました。ソーラーパネルと水中タービンを備えた60フィートのレーシングヨットを使用したとされます。その航海の後、ニューヨークで開催された国連気候変動サミットに出席、その年の12月にはスペインで開催された第25回気候変動枠組条約締結国会議(COP25)にも出席しました。COP25に参加した際のグレタさんのスピーチは、気候変動対策の緊急性を訴える優れた演説でした。このスピーチが行われたのは2019年12月です。ちなみに、新型コロナウイルス感染症流行の始まりは、2019年12月31日に中国湖北省武漢市から原因不明の肺炎の集団感染事例が世界保健機構に報告されたことがきっかけです。2020年1月以降、現在に至るまで続いている新型コロナウイルス感染症の時代が訪れました。温暖化対策問題の緊急性を訴えかけている最中に、新たな感染症蔓延の時代がやって来たのです。SDGsが掲げる17の開発目標の期限は2030年までです。気候変動により地球環境が変わってしまえば、未来の子供たちが暮らす世界は悲惨なものになるでしょう。
「私たちに時間はない」
「We Don't Have Time」

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