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【今日の「1日1文」】

発見は前もって積み重ねられた苦しい努力の結実であります。みのりの多い多忙の日々の間に、なにをやってもうまくいかない日々がはいりこんできます。そういう日には研究対象そのものが敵対心をいだいているかとさえ思われてきます。こういうときにこそ、じぶんの気の弱さや落胆とたたかわなければならないのです。ピエル・キュリーの不屈の忍耐心には一分のゆるみもありませんでしたが、それでもときには、
「僕たちの選んだ人生は、やはりつらいな。」
ともらしました。

マリー・キュリー(1867〜1934)
フランスの物理学者。ラジウムの分離に成功。ポーランド生まれ。

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