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初心者が構造化思考を身につけるには?

今回紹介する本は「構造化思考トレーニング」です。
この本は問題解決をする上で構造化をできるようになりたいという人に向けた本です。

対象として、ロジカルシンキングを学んだ実践できない人です。

というのも、私もいくつか論理的になるための本を読んできましたが、なかなかできないことが多いです。

しかし、この本を読むことで実践的なテクニックを学ぶことができます。
特に私が役に立ったなと思えるのは2つです。

1ゴール・キークエスチョンの設定の仕方
2論点の分解の仕方

<1ゴールキークエスチョンの設定の仕方>


コンサルの本やロジカルシンキングの本を読むとゴールを設定することが大切だと書いてあります。
イシューから考えようと聞くことも多いと思います。
そこで大切なことはゴールを具体的にすることです。
色々なテクニックがありますが、この本では3つの要素を考えることを推奨しています。
それは「いつ」「誰が」「どのようになればいいのか」です。
例えば、会社の上司から7月に経営会議があるので、直近の部署の営業成績を報告するための資料を作成してくれと言われた時です。
この時のゴール設定は「7月までに、上司が経営会議で部署の営業成績を報告できるようにする」ということです
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いつ→7月 
誰→上司 
どのように→経営会議で部署の営業成績を報告できるようにする
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

上記のように整理して、ゴール設定をすることができます。
このようにシンプルなゴール設定をするための方法を学ぶことができます。
またゴールを作った後に大論点、キークエスチョンを立てることができます。

例えば上記の場合だと「7月までに、上司が経営会議で部署の性k性を報告できるようにするには」と言えます。

このように、ゴール設定をした後、それを疑問系にすることでキークエスチョンを立てることができます。

<2論点の分解>

では実際にゴールとキークエスチョンを設定した後に考えるべき論点を広げるにはどうしたら良いでしょうか。
よく言われるのが、フレームワークで分解するなどは聞いたことはあると思います。
もちろんこの本でも紹介されています。
そしてこの本では4つのやり方を紹介されています。

①文章を区切る
例えば、キークエスチョンが「新規事業の企画具体化の上、関係者間で企画がオーソライズされ、立ち上げ準備に向けた取り組みが整理された状態とは?」となった場合はどうするのか?

この場合は論点を3つに分けることができます。
1、新規事業のあるべき具体的な企画イメージは?
2、関係者間で具体的な企画内容をオーソライズするために何が必要か?
3、立ち上げ準備に向けた取り組みをどのような取り組みで整理すべきか?

このように論点を3つに分けてより解決策を見つけ出すことができるようになります。

②フレームワークを活用する
これはよく聞く先人が作った枠組みを当てはめてみて、論点を出すことです。
よく聞く「3C」や「4P」が当てはまります。
フレームワークを使うことでより、論点を作り出すことができます。

③前提で分解する
前提を抑えることでゴールを達成するための論点を考えることができます。
前提を出す時のキーワードは「そもそも」です。

例えば「7月までにアイスクリーム店で売上を上げるには」というゴールがあった場合、そもそも「アイスクリームはどんな種類なのか?」「営業時間は?」「売上を上げる仕組みは」ということを「そもそも?」と問いかけることで発想することができます。
このように、前提を考えることで論点を出すこともできるようになります。

④通念的概念で分解する
通念的概念で分解するとは、どんな人でも知っていることで分解することです。
例えば、「8月の試験に合格するには?」というキークエスチョンがあった場合には、どうでしょうか?
この場合は、インプットとアウトプットで考えることができます。
また「8月までに100万円を貯めるには?」という場合はどうでしょうか?
この場合は、ストックとフローで分けることができます。

<所感>

上記の内容以外にもこの本はテクニックの紹介もしていますし、実例も紹介されております。
デジタル書籍で購入もできますが、どちらかというと紙で読んだ方が見やすいので紙での購入をお勧めいたします。
私もこの本で学んだことを活かして、仕事の成果を残せたらと思います。

アマゾンURL:https://www.amazon.co.jp/構造化思考トレーニング-コンサルタントが必ず身につける定番スキル-中島-将貴/dp/4296001191


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