見出し画像

第一回 休日読書人開催

18日の土曜日、記念すべき第一回目の「休日読書人」が大阪市北区某所で開催された。

発起人のゆみこさんと初めてお会いした日、中之島公会堂でオムライスを食べながら計画を練ったことをつい昨日のことのように思い出す。

ゆみこさんは本業はプロのイラストレーターだが、画業の傍ら、古典から現代まで幅広く海外文学を読まれていて、感想をイラストとともにTwitterに載せていらっしゃる。
そのpostのひとつひとつが生き生きと実に魅力的で引き込まれてしまう。
ご本人も、可愛らしいお声とスラっとしたお姿が妖精のような方で、お会いした誰もが好きにならずにはいられない、日だまりのようなひとだ。

当日まで、ゆみこさんには来てくださった方へのアンケートやら、参加特典の栞とトートバッグの作成、進行表の作成等々、本当にお世話になりっぱなしだった。
主催の一人に名を連ねながら、殆どなにも出来なかった私はただただ、申し訳なさと感謝でいっぱいで…。
この場を借りて、心からの感謝を捧げます。
ありがとうございました。

当日、参加者は主催者ふくめ、
えりさん
ミキティさん
イヌズキさん
葵衣さん
chocolatさん
なじゃさん
わたしの夫(スタッフ)
の計9人。

発表は、私の30分ミニトークのあと
7人の方の好きな本についてのおはなしを聞くという流れ。

私は「花園のこどもたち」というタイトルで、バーネットの「秘密の花園」を読み解きながら、子供の感じている疎外感や孤独をうまくかきあらわしていると思われる書籍の紹介をした…つもりだったが、正直グダグダで拙い話すぎて、猛反省しております。
準備不足、練習不足のひとことに尽きます。
とりあえず内容はコチラ↓

次は、皆様の、ブックレビュー。
これがとてもとても素晴らしかった!!!

まず、ゆみこさんは
ナイポール「ミゲル・ストリート」
これは是非読みたい。
ゆみこさんお薦めの一日に一章読むやり方で、半月ほど幸せが味わえそうな一冊。

次にミキティさんの
パウロ・コエーリョ「アルケミスト」
むちゃくちゃ有名な本なのに読んだことがなかったので、とても興味深くおはなしを伺った。
ミキティさんの理知的なお話のされ方と、つけていらっしゃる令和カラーのキラキラひかる髪飾り、それにあわせたコムラサキ色のトップス、すべてが美しく調和されていて、「前兆」を語る神秘的な巫女のようだ…と感じた。これも必読リストにもちろん入れた。

次は、葵衣さんの
「名井島」時里次郎
葵衣さんは、Twitterで知り合ってからずいぶんたってようやくお会いできた方。
可憐な花のような方で、ネイビーのワンピースに美しい黒髪がよく映えていらした。
時里次郎は、私も大好きな詩人で、葵衣さんの朗読を目を閉じてうっとりと堪能させていただいた。
「名井島」はほんとうに美しい詩集です。

次にchocolatさん。
村山早紀さんの「桜風堂ものがたり」を紹介いただいた。
chocolatさんとは村山早紀さんの著作を通じてTwitterで知り合い、ずっとお会いしたかった方。音楽の趣味などもかぶるところがあり、楽しみにしていたら、艶やかな美女が…!しかもお声もしっとりと美しい。
chocolatさんも美しい黒髪が濃紺の花を散らしたワンピースに映えていらした。
うーん、紺のワンピース、憧れます。
村山早紀さんの著作は、全てが日常の魔法に満ちていて、とにかく優しいのです。いつもラスト、泣いてしまう。傷付いたひとたちに寄り添ってくれる、本当に素敵な本です。
私は、この「桜風堂ものがたり」と「ルリユール」がとりわけ好き。

次はえりさん。
えりさんは、ミキティさん、ゆみこさんのお友達で、私は3人の方のお話されている様子を眺めるのがめちゃくちゃ好きになってしまいました。
妖精たちのお茶会、って感じがすごくするの。
素敵なのです。
えりさんは、水玉模様のトップスとくまさんのブローチ、赤いスカートがとてもお洒落!北欧テイストで好みどんズバでした。
きらきらひかる大きなキレイな瞳と笑顔が魅力的なえりさんが紹介してくださったのは、
三浦綾子の「塩狩峠」とグリムウッドの「リプレイ」
2冊とも有名なのに読んだことなくて、絶対読もうと思いました。
「塩狩峠」に夢中になりすぎて受験勉強がなかなか手につかなかったえりさんのエピソードが好きすぎました(笑)
「リプレイ」これは大人ならだれもが夢見ることかも。でも、結局はいま、目の前のひとを大切に生きなくちゃなんですよね。

そして、なじゃさん。
私の文学(特に人文系)のお師匠様であり、憧れの女性。むしろ愛していると言っても過言ではない方(ドン引きされるの承知でっ)
頼み込んで来ていただきました。ほんとに嬉しかったです。ありがとうございます。
佐々木中「切りとれ、あの祈る手を」
管啓次郎「本は読めないものだから心配するな」
の2冊をご紹介いただきました。
本が読めなくなる時期、私も定期的にくるので、お守りとして置いておこうと決意。
佐々木中さんの本は何となく読んだことなくて〜(・・;)、でも熱く語るその文体に慰められることがあるかもしれない、と素直に思いました。
管啓次郎さんは詩は読んだことあったのですが、エッセイは未体験ゾーン。
これも読んでみたいリストにイン。

最後を飾るのはイヌズキさん!
お召になっていらしたTシャツが素敵すぎて、ガン見してしまい、失礼しました。
ダンディでハンサムな紳士で、お声も物腰も柔らかい…。
乙女の味方、イヌズキさん、本当に素敵な方でファンになってしまいました。
ご紹介いただいたのは、
田尻久子「猫はしっぽでしゃべる」
西尾勝彦「歩きながらはじめること」
田尻さんのエッセイは知らなかったのですが、イヌズキさんの紹介してくださった箇所が、あー、わかる!!という共感に満ちたものだったので、一気に興味がわき、必読リストインです。表紙も可愛くて、手元に置きたい本でした。
西尾勝彦さんは何度も何度も読んだはずなのに、人様に朗読していただくと、また入ってくる場所が違うのですね。新しい発見でした。
詩集は音読するのも、してもらうのも、ほんとに楽しい。
ありがとうございました。

そして片付けと乙女たちのボディガードを引き受けてくれた、我が夫にも感謝と拍手を(次回から出てみようかなって言ってます)


皆様がお菓子もたくさん持ってきてくださったので、ほんとーに、のほほん、のんびり、笑いが絶えない和やかな会になりました。

こんな読書会、なかなかないと確信しております。

ひとえに皆様が「本を読む」ことを愛おしんでおられること、本を読むだけではなくて、その場所に集う他者を尊重できる素晴らしい方々だったことが成功の鍵だったなぁと思っております。

参加くださった方、
興味を持ってくださった方、
このレポを読んでくださるあなた、

全員に深く感謝いたします。

ありがとうございました。

また、第2回休日読書人でお会いしましょう!!!

•ө•)♡ありがとうございます٩(♡ε♡ )۶