ライディングを言語化するということ。
「ものごとの再現性を高めるには、言語化が重要」
という格言は、聞いたことがある人もいるかもしれません。
ライディングにおいても、その『言語化』は大事なのではというお話。
基本的に、ライディングは、『言語化』とは相反します。
うまい人の動画を見ても、まず何が行われているか理解不能です。
たまにうまい人が記事を書いていますが(←あっ)、出てくるワードが理解不能です。
結果的に、脳内で消化できず、指輪を誤って飲み込んでしまったかのように、個体のまま排出されます。
それでも、ライディングに『言語化』を取り入れていただきたいなと思っています。
ここでいう『言語化』とは、「傾ける」「荷重する」「アクセル・ブレーキ」などの動作を言葉にすることです。
その"言葉"の読者は、自分です。
"言葉"は、他人に伝わる必要はありません。
その目的は、かつて自分が繰り出した技術を再び行うためにあるのです。
たとえば、「立ち上がりでアクセルを開ける」という行為で考えてみましょう。
オーバルなら「グァー!」
12m八の字なら「グァアア!!!」
行く先がRになっているなら「グァアアアア!!!!くぁwせdrftgyふじk」
……みたいに。
意味不明でしょ?
でも、「グァ」の量で、自分がそのアクセル開度を把握できればいいのです。
"グァ1"だから少量、"グァ2"だからもう大さじ一杯、"グァ6"だから海が綺麗みたいな(←??)
HMSで上級に上がった人は、メモやブログを書いている人が多かったです。
感覚的なライディングは、再現性がなく、漫然としがちです。
「あれ、さっきの1本、タイムがよかったな。でも、次は落ちた。たまたまか」
「昨日の練習会では、クラスタイムが出たのに、今日は出ない。なんでだろ」
心当たりがある方は、もしかしたら、『言語化』が欠けているのかもしれませんよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?