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初!映像WSでの学び

おはようございます、なおたむです👶🏻

WS(ワークショップ)久しぶりに行ってきました。
リアルタイム更新を頑張りたいので
帰りに忘れないうちに、書いてみています。

「映像の」ワークショップ
という意味だとほぼ初?の参加。

舞台のADも本番も、
あまり緊張するタイプではないのですが
初めましての監督と初めましての役者さん方。
ベテランの方も、歴が近い方もいたけど
恐らく私が最年少でした。

お相手の方が映像ベテラン者さんで
監督にも役者さんにも見られているんだな、
と思うと背筋がピンとしました。
かつ、自由にやらせてもらいました。
シーンと役は決まっていて、
座って始めてもいいし立ちから始めてもいい、
最初は演出もダメ出しもしないのでやってみて
というスタイルでした。

経緯的には以前、TikTok配信から
舞台を観に来てくださった方が
実は映像関係者でした!というびっくりで、
「お芝居にバックボーンをちゃんと感じた」
と気に入ってくださり、ドラマの制作お手伝いで
その方の映像現場に呼んでいただきました。

スタッフの人数が少ないので、
お手伝いする代わりに少し映してあげるよ!と。
こんなふうにお仕事に繋がることがあるんだ!
と感動?わくわく?したのを覚えています。

その現場の待機中、別のスタッフさんに
「君面白いね、今度のオーディション
(以降ADと表記)来る?」とお声掛け頂き
次回ADに呼んで頂きました。

そのスタッフさんの紹介で今回のWS。
会場には男女10数名の映像メインの役者さん方。

内容は、脚本から抜粋された1シーンを
基本男女(例外あり)のペアで
組み合わせを変えて何度か演じるというもの。

1回目、1発目のペアに選んで頂き
自分の用意不足もあり
あまり何かを得たり、与えたり
出来ている実感のないまま終了。
少しフィードバックをいただいて、
どんなキャラでどんな設定で演じたか
ペアと監督で共有をして改善点を炙り出します。
私の大きな改善点はまず、等身大でやったこと。
弁護士の役だったのですが、
実年齢(20歳)で弁護士というのは
現実的にはほぼあり得ません。(※)
※調べたところ、一応資格の取得に
年齢制限はないそうです。
その為少し年齢設定を上げて
演じる必要がありました。
また、準備不足により完全に台詞が入っておらず
台本を持ったままのお芝居だったこと。
稽古の現場でもそうですが、
私の悪い癖で、ほぼ台詞を覚えていても
中々離せないことが多いのです。
離してみたら(一言一句ではなくても)
ほとんど入ってるのに!とよく言われます...

そして1回ごとに見ていた他の役者さんが
「今のシーンどう見えたか」
を挙手制で意見していく。
〇〇さんが修正後でかなり良くなっていた!
〇〇さんの感情が乗らなかったのは
こういう原因ではないか?こうしてみては?
など、見ている側の意見も参考になりました。

客観的に感じたもの。
原因はわからなくてもここがよかった!とか
ここがわかりにくかった、とか
それに対して監督が補足してくださる形で
色々な視点を知ることができました。

2回目、ペアを変えて同じ内容。
台本を完全に離しての挑戦。
1回目とは違う演出を自分でつけてみました。

お相手にもプランがあると思ったので
一応どこから始めたらいいですか?
どこにいてほしいとかありますか?
とお伺いしたところ、どこからでも!
と言って頂きましたので
「どこでもいいなら私は寝そべりますね☺️」
と仰向けになった状態から始めました。

これに対して他の役者さん方も
おぉ寝そべるんだ...?!という反応。
監督は寝そべるの面白いね、
と評価していただきました。
内容的にはコメディとかではなくかなり重めの、
苦しいシーンなのですが
みなさん立つか座るかで始めていたので
「これ許されるかな🎶」
と挑戦の気持ち?賭けに出ました笑
室内設定だったので、室内で人前で
大の字になってるのまぁまぁやばいやつですが
数時間という限られた時間の中で
もう2度と見てもらえる機会ないかもしれない!
ここでアピールだ!だめでも怒られるくらいだ!
という意気でしたね。
結果面白いと言っていただけてよかったです。
完全に直近で君邪魔やってたから
思いついたことな気がしますが
ちゃんと床の冷たさとか蛍光灯のちかちかとか
まぶしさとか音とか色々...
棒立ちより感情の動きを感じられました。
突拍子もないように思えて
ちゃんと寝そべってそうと考えた理由は
自分の中にありました。
これはまた長くなるので割愛。

先程の年齢も意識して、
間の取り方を変えました。
思い出しの間がなかったかと言われると
整理の間が出来てしまったように思いますが
色々ぶつけたい思いとか自分に対する台詞とか
解消している間やごちゃりだと解消して
芝居は続けました。よくやったポイント👍🏻笑

それと他のペアを見てテンポが一定という
ダメ出しが多くて。
私は将来的に脚本演出もしたい!と
公言しているので他のペアを見ながら
「髪の毛で表情が見えないな」
「動きがなくてテンポが一定だな」
「あの言い方、愛されるキャラになる!素敵!」
「綺麗な女優さん!の印象が先行してしまう」
など、
私の気になった点とダメ出しが一致していたり
私は良い!と思ったところが
映像芝居的にはあまり良くなかったり、
新しい発見が多かったです。
さらに理由や改善点を伝えてくださるので
受講料に対する納得感もきちんとありました。

3回目、本来は2巡で終わりなのですが
奇数だったことと監督が「〇〇さんとなおたむ」
と間違えて2巡終えている私を呼んでくださり
あ、でも2回やったか!と別の人になりそうな所を
やりますやります!2回やったけど、
やらせてください!と早口で言いまして()
じゃあなおたむで、と3回目が決まりました。

ここ実は、参加者人数を休憩中に数えていたので
2巡したけど誰と組ませようか〜
となったら1番乗りで挙手できるように
右手を構えておりました。
念が通じたのでしょうか?!🥺
私だけ3回やらせて頂きました。感謝。

これのこと含めかわからないのですが、
スタッフさんに「なおたむメンタル強いね」
と最後に褒めて頂きました。嬉しい。
舞台の方で根性が最後の決め手?
になったこともあったので
根性はアピールポイントかもしれません😂

話を戻して3回目、全ペア同じ場所から
同じ距離でスタート。
本当は2回目終了してから室内を見渡して
あ、イスが余分にあるな、使えるな
と考えていたので
椅子で自分を囲って感情が動く台詞で
倒して相手に近づこうかな、と思ったのだけど
全員同じ距離感でどう違いが生まれるのか
その前にやった時とどう変えられるのかが
ポイントだったようでプラン変更!
指定通り椅子についてやりながら
タイミングはほぼ即興で、
頭の中の構図を表現してみました。
相手の役者さんももちろん知らないので
びっくりしてたらごめんなさい🤦🏻‍♀️
と思いつつこれは役者間の(初対面でも)
信頼関係を芝居なかで構築する
という訓練でもありました。
具体的には自殺未遂を表現する為に
靴を脱いで椅子に立ち、背を向けて話しながら
相手の台詞に反応して向き直り下りてくる。
みたいな。
この台詞でいこう!とか決めうちしなかったのは
1回目との共通点だけど、3回目の方がやはり
自然に?というか私としてそっちにいきたくて?
新鮮に逃げられた気がする。
説明はしていないしどう見えたかわからないけど
私は別の空間の表現だった。
すごいこれも舞台ちっくだよね。
映像では基本場面や場所が変わると
カットがかかって別の映像になるから。

この点も監督が発想が面白い、
と褒めてくださいました。
自殺しようとして椅子に行くのよかったね、
雰囲気は首とか吊りそうな感じだったけど〜と。
⬆️で後から振り返って自覚したように
表現が舞台的で、映像だとあれはオーバーかなと
いうこともご指摘いただきました。
ただオーバーにやるのは意外とよくて
削る方が楽だからね、出す方が難しい。
これは稽古場でもよく言われてきたので
映像でも舞台でも共通なんだと知りました。

3回目の時は上着を着ていて、
首をそれで締めても良かったけどなんか違くて
なにが違うのかわからないし
やってみればよかったのかもしれないけど...
代わりに、感情の解放を表す小道具として
この回だけメガネも使いました。
激熱2023夏の時に私が提案して採用された方法。
現地や配信で観てくれた方は法則わかったかな👀
ただ詰め込みすぎたかな〜
というのが素直な感覚。
舞台でいうと、1つの昨日1つの役に
法則1個でいいんじゃないか説。私の感覚でね。

破いても良い紙があればそれでもよかったけど
生憎持ち合わせてなかった。
あと多分WSやADによっては
1回だけとか、決まった場所で、とか
小道具持ち込めないとか条件あると思うし
演出的な発想のお披露目会になってたかも。
身ひとつでも戦えるようになりたいね。

あと監督が人によってはめちゃくちゃ止めて
目線も細かく指示して感情が上がるように
連想する言葉をかけてくださってたのだけど
私の時はほぼなかったように思う。
まだ見ないで!と目線の指示があったのは
覚えているけど、他あまり止められてない。
これは私が良いとか止められたからだめではなく
感覚で今のれてる!とかがわからない人?には
細かく丁寧に教えているのではないかな。
私は1回目、2回目の芝居の提案や
挙手率とかも見てたのかな?
こうしたい!とか私こう思った!とかが
強いタイプだとわかったから
あえて細かく止めずに見ててくださったのかな。
全然思い過ごしたったら恥ずかしいけど笑

監督には終わった後に
「なおたむちゃん結構今回印象に残ったよ」
「面白いお芝居するね、感覚で芝居するでしょ」
とのこと。とても嬉しい。
感覚で芝居、そうなのか?!
あまり自覚はなかったのだけど
「なんか違う」が知識不足や経験不足ではなくて
感覚派、論理派の違いだとしたら
それは当たっているのかもしれない。
し、それに甘んじて学ぶことを辞めてはいけない
とも思ったのでした。

舞台をメインに、
映像もすこーしオーディションを受ける私ですが
がっつりWSというのは初めてかもしれません。
まぁ次回キャスティングの参考に〜なので
ADというか、見てもらう場面ではあり
久しぶりに少し緊張しました。

兎にも角にも、色んな人のお芝居を見て
色んな人の価値観を知れるWS、
お金払って基礎を教えてもらうんでしょ〜
みんな良く行ってるみたいだけど私はいいや〜
みたいな気持ちでいたのですが
1回ちゃんと行ってみると面白いし
安くはないお金払ってると
監督の挨拶の
「その分取り返すじゃないけど何か得て帰って」
という言葉通り吸収しよう!
と集中出来るのであっという間でした。
えもう3時間以上経ってたの?!って感じでした。

3回それぞれ違うパターンを試したのは
普段出ている会話劇中心の舞台では
よくAパターンもってきてキャラや芝居が違うなら
Bパターン言われた通りもってきました、
でもCパターンも考えてきましたどうですか!
が出来ると演出的にはいい役者というか
演出しやすくなっていくよねみたいな話を
よくされてきたからです。
でもこれ、映像ではまた違うらしいのです。
脚本の読みがやはり大切で、
印象に残ることも大事だけどその残り方が
ニュアンスが違ったり想定とかけ離れてると
落とされる原因になるからね、と。
もちろんそれが「そんな方法あったのか!」
と想定外のキャラだけど気に入って合格、
とかも珍しくはない話なので
映像も舞台も一概には言えないけどね。

監督に君の感覚で芝居するというのはいいんだよ
型にハマろうとしないで、それは勿体無い。
役者さんたちはみんなそれが欲しいんだから。
と言って頂きました。
やりたいようにやって、
それで落ちる時は落ちるし受かる時もある。
本当はこうしてみたかったけど控えて落ちるより
やりたいようにやってみた方がいい!
的なことをおっしゃってて、
前に学校の先生が違う話で言ってたことと
少し似てるなぁと思い印象に残っています。

あ、あとTシャツにジャージで着てるの私だけで
これも舞台のADやWSと映像の違いでした。
参加していた役者さんに
「そっか、舞台だと動くからジャージか」
「映像ではむしろ役に合わせた服でいいんだよ」
と教えて頂きました。
これも来てよかったポイント。
何人かとはSNSも交換しました。
今回で言えば、持っていないけどスーツとかね。
そうすれば想像する手間がはぶける。
そういえば高校生役とわかっている舞台のADで
現役JKいるじゃん!学校帰り?
と思って終わった後に話しかけてみたら
内容に合わせてきたんです〜と言ってた方がいて
なるほどすごいな!その手があったか!
と思いました。
私は印象に残りやすい服、顔が見える髪型
動きやすい格好!を意識して挑んだけど
一概にそれが正解ではないんだなと学びました。

ADは別として、舞台のWSってわりと
台本芝居より即興とか感情解放が多くて
身体を動かすことが多い気がするから
映像の場合を知らなかった。

それから、映像では瞬きがかなり気になる!
ということも初めて気づきました。
今回のWSではカメラではなく人の前で芝居し
それを客観的に映像で見返すことはなかったけど
見ている側の役者さんから全員共通で
瞬きの回数が多かった、
なおちゃんは多いというほどでもないけど
映像の寄りのシーンでは瞬きは基本しないんだよ
と教えていただきました。
映像にするとかなり気になるんだそう。
知れてよかった。
自分でやってる感覚と映像見返すのと
また違うと思うから今度は機会があれば
カメラ前でお芝居して自分たちで見返す形の
WSがあれば参加してみたいな。

これから映像舞台問わず色々WSや交流会など
今までより積極的に参加していきたいな。
ところで演出とか脚本のWSってあるのかな?
なければいつか作りたいね(そっち)

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