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現実科学ラボレクチャーシリーズ第2回

レクチャーシリーズ第2回のゲストは近藤義仁さん、通称GOROman。VR界のレジェンド、国内最高のエバンジェリストで、Oculusを日本に持ってきた男。

僕のメモにある講演のキーワード、「逃避、うどん、理想と現実、ミキサー、不便」。ここでは詳しく書きませんので、別途まとめる記事を参照ください。うどんってなんだよ?ですよね。

VRの定義は、ここ(現実)ではないが、実質的にここ(現実)と言っても差し支えのない別の空間として一般に考えられている。とはいえ、実はバーチャルな空間というのは別にVRデバイスを使わなくていつでも行ける。場所はどこでも良い。なぜならここでもあそこでも、あらゆる空間は脳が作っているから。子供がイマジナリーフレンドを作るのと全然変わらない。僕が思えばそれは存在する。逃避ってそんな世界。

どこかに行きたければ、ここじゃないどこかに集まる仕組みがあればいい。オンラインで人と人が会って、会話が出来ればそれだけで十分バーチャルだ。映像は必須じゃないし、糸電話でもいい。もしかしたら声もいらないかも。気配を伝えられれば十分という関係性もあるだろう。

僕の人格が僕から切り離されて、どこかで誰かと話した後、僕と別人格の体験が並列化されたりすると色んなことが同時にできて楽しい。

前回の稲見先生のレクチャーと今回のレクチャーの共通点がペインというワード。現実を作るのはペインというリファレンスポイントなのかもしれないし、ペインがあることで不便が明示化出来る。
不便に対して便利があれば、ヒトは便利になびくに違いない。エバンジェリストGOROmanはそうやって人類をVRへいざなう。みんな気をつけろ。

GOROmanさんの講演時のカメラ4台システムの映像は、2台がfpの高画質、1台がTiktokの変身漫画キャラ、そして最後が普通のWebカメラで写した舞台裏。この4つのギャップがすごく面白くて、特に時々混ぜ込む舞台裏の乱雑な部屋が全体を引き締めててスゴかった。あれがなかったら映像の面白さは半分以下だったと思う。センス良い、良すぎる。完敗。

今回僕も新しいマイク(Yeti)を準備していたのに、直前にPCを再起動したせいでRTX Voiceが初期化されて、デフォルト設定のままRTXがノイキャンして音質が最低だった。本当に恥ずかしい。RTX使うときは再起動に気をつけよう。

というわけで、今回も大変楽しく、次回の川田十夢さんの回に繋がりそうなキーワードが山盛り。次回が楽しみです。

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