食ひ食はれ切り抜けてきて…好きな俳句

  食ひ食はれ切り抜けてきて泥なまず

大好きな俳句で、変哲(小沢昭一)の作。

ラジオ番組「小沢昭一の小沢昭一的こころ」で名調子を楽しませてもらったが、俳句もものした人だった。

俳優もやり、テレビ、ラジオもやり、本も書くなど多彩な活躍をした。

小沢さんご本人の自画像なのでしょうか。

人として生まれ、食うためにああでもないこうでもないと意にそまぬ仕事、浮世の義理、その他で他人と「食ひ食はれ」、それでも何とか「切り抜けて」生きのびてきた。

やれやれ…

この句から、こんな印象を受けました。

実はこの自分も「泥なまず」、勝手に共感しております…

そもそも、世の人はみんな「泥なまず」か?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?