『学び合い』批判と私の責任

『学び合い』への批判

2010年から、私は『学び合い』を始めた。
そして、ほどなくしてブログやTwitterでの発信も始めたのだけれど、それから数年間は、よく批判的なコメントを書かれていた。具体的な批判ならまだマシなのだけれど、私の授業を全く見たことがないはずの人たちから、かなり酷い言葉を投げつけられたこともある。
その後、私は「自分の実践を広く公開する」という作戦をとった。教育実践論文を書いたり、雑誌に記事を書いたり、多くの人に授業を見てもらったり。それによって、私個人への批判はかなり減ったと思う。
しかし、『学び合い』自体への批判の声は引き続き耳にした。

  • 子供たちは活発に話し合っているが、内容が浅い。

  • 『学び合い』に深い学びは無理だ。

  • 知り合いの学校では、『学び合い』で崩壊したクラスがあるらしい。

  • 困っている子が放っておかれているのを見た。

  • 同僚や管理職から反対されている話を聞いた。

  • 『学び合い』なんてやめて欲しいと言っている子がいる。

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21年間公立小学校に勤めた後、私立小学校に転職しました。 今は校長をやっています。 2010年から『学び合い』(二重かっこの学び合い)の授業づくりに取り組んできました。今までの実践に関する情報の他に、学級づくり、学校経営に関する情報を書いています。

なおたかの『縦横無尽』

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高橋尚幸と申します。。 教育に関する雑感、授業実践の紹介、校長としての発見などを書いています。 週に1~2度程度、記事をアップします。やる…

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