なおたか

東北地方の小さいけれど素敵な私立小学校で働いています。 教育に関することをつらつらと書…

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東北地方の小さいけれど素敵な私立小学校で働いています。 教育に関することをつらつらと書いています。 ただし、ここで書かれていることは個人の見解であり、勤務校や法人の意見を代表するものではありません。

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  • なおたかの『縦横無尽』

    高橋尚幸と申します。。 教育に関する雑感、授業実践の紹介、校長としての発見などを書いています。 週に1~2度程度、記事をアップします。やる気を強制的に維持するため、毎月100円をいただいております。 なお、記事の内容は個人の見解であり、所属先を代表するものではありません。

最近の記事

個人ではなく、集団

自分たちでやってごらん学習も、トラブルの解決も、教員があれこれ口を出すよりも、子供たち自身が話し合って結論を出す方が良い。 この考え方に基本的には賛成なのだけれど、でも、一方で、その危険性も分かっているつもりだ。 C:「先生、○○君が叩いてきました」 T:「自分たちで解決してごらん」 さて、この後に、この子はどんな方法で解決するのだろうか。

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個人ではなく、集団

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記事

    大切な時間を過ごした話

    夏休みは少し長く休めたいわゆる夏休みであった。教諭の先生方には普段から労働基準法ギリギリで働いてもらっているので、労りの気持ちだけでなく、管理監督者として、変形労働時間制やら三六協定やら、様々な面で休んでもらわないと困る。私立小学校はこういった面でもシビアだ。公務員時代の何と恵まれていたことか。失って気付くことの一つである。 一方、校長としての忙しさは、夏休みでもあまり関係ない。授業で忙しいわけではないからだ。8月上旬までは忙しく働いていた。それでも、今年はカレンダーに恵ま

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    大切な時間を過ごした話

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    揃わない前提ならば

    お盆休みに加え、発熱を伴う体調不良でしばらく寝込んでいたので、更新が止まってしまった。 購読者の皆様には、心からお詫び申し上げます。 1 私の授業は「揃わない前提の授業」に入るのかなあ前号が非常に売れたと伺っている「授業づくりネットワーク」誌。 非常に興味深く読んだ。そして、今号も楽しみにしていた。 前号を読んだ時にも思ったのだけれど、私の授業は「揃わない前提の授業」に入るのだろうか。そんなことを思うのは、共感が大きいからだ。 今回も、授業記録を読みながら、 「私の授業も

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    揃わない前提ならば

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    私立小学校で働くという選択

    1 2,3年で何ができる!?

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    私立小学校で働くという選択

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    あるイベントの告知を見て落ち込んだ話

    ※ ただの愚痴である。どうしても吐き出したくて、ここに書いた。 昔々、あるところにナオタカという生意気な教員がいた。 ナオタカは、学校でよく上司や同僚に噛み付いた。理由は様々だが、その一つに「医者でもないくせに、ある子どもを『発達障害』と決めつけたり『グレーゾーン』というような言葉でカテゴライズする教員が許せない」というものがあった。もちろん、発達障害を持つ子もいることは理解しているが、一方で、全ての子どもが一人一人違う支援が必要なのであり、特定の子を切り離すような態度が許

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    あるイベントの告知を見て落ち込んだ話

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    小学生であっても

    昨日、こんなニュースを見た。

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    小学生であっても

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    やり方より、何よりも、生き方

    1 『学び合い』の導入で私が、阿部隆幸さん(上越教育大学大学院教授)とイマキヨさんに教えていただき、多用している『学び合い』の導入の活動に「日に一画加えて」というものがある。(正確には、イマキヨさんがあべたかさんに教わり、それを私に教えてくれたものです。)もとは、有名な法則化の実践である。

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    やり方より、何よりも、生き方

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    私は学校が好きなのだ

    今回はいつもと違う話である。 1 教育を受けさせる義務いきなりだが、日本国憲法にはこう書いてある。

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    私は学校が好きなのだ

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    大声を出す子が多いらしい

    どうやら、「授業中に大声を出す」子というのが、あちこちの学校、あちこちのクラスに居るようだ。ちょっと前のYahooニュースにも出ていた。 ここで書かれているのは「教員へのいじり」である。こういう子、確かに増えたなあ。 他にも、授業中に大声を出す子の話は、色々なところに出てくる。時々耳にするのは、わざと下品な言葉を大声で叫ぶ子や、一応授業に関連するけれど意味のない質問を連発する子のこと。複数の方から聞いた話だ。「授業中にうるさい子の口に粘着テープを貼った先生が処分された」とい

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    大声を出す子が多いらしい

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    アンタッチャブル陥落事例②

     前々回に引き続き、アンタッチャブルがアンタッチャブルでなくなっていく様子について書いていく。手立てについても、もう少し具体的に書こうと思う。 がしかし、具体的に書くとなると、出来る限り誤解をされたくないなあと思ってしまう。なので、前回も今回も、単発購入の値段を私としては超高額な1,000円にしている。記事が特別長いわけではありません。一記事に1,000円なんて払うなら、ちょっとの間、定期的に読んでいただけたらありがたい。 ただ、調べてみたら、定期購読に申し込んでも、前の月の

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    アンタッチャブル陥落事例②

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    私には『学び合い』以外は難し過ぎる

    最初に大前提を書いておく。 私は、「誰にでもできる」教育理論・教育方法・教育メゾットなど存在しないと思っている。教育という営みは、非常に難しいものだ。 さて。世の中には、様々な教育に関する提案がなされている。その中で、『学び合い』が「私にとっては、最もやれる可能性が高い」と判断した。だから、やっているのである。もちろん『学び合い』も難しい。でも、私が知って学んで、時にはやってみた中では、最も可能性を感じているのである。特に、今の困難な学校の状況を打破するには、あくまで私に

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    私には『学び合い』以外は難し過ぎる

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    アンタッチャブル陥落事例①

    その3で書いた学校の「その後」である。 念のために申し添えるが、事実を基にしているものの、あくまで架空の話であるとご理解いただきたい。

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    アンタッチャブル陥落事例①

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    だから、私は『学び合い』なんです

    今まで、長々と 学校では時として、勉強をしない、努力をしない子が”得”をしてしまう構造が生じていること そういう構造を作っているのは、基本的に教員であること(というか、教員以外には無理だろう。) それらの具体例 を書いてきた。いよいよ、そういう構造の壊し方について書いていきたい。 の前に、これを読んでいただくと、話が速いだろう。 ここで書かれている「地方から来た妙齢を少し過ぎた女性たち」(西川先生の表現から変えています。)というのは、言わば「集団への所属意識の無い少

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    だから、私は『学び合い』なんです

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