「パンケーキを毒味する」を観た話

今日は高校1年生になる次女と今話題の「パンケーキを毒味する」を観に桜木町へ行った。彼女には「菅首相を題材にした映画が上映されているから観に行かないか?」と誘ったところ興味を持ったので一緒に行くことになった。

104分の映画で、本人の生い立ちや経歴、これまでの実績や政策を検証して、今後我々主権者がどうすれば良いのかを問う内容となっている。

その中で特に面白いと思ったのは、菅義偉首相以外の人たちにスポットライトを当てて彼/彼女らを部分的な主役として登場させているところである。そのような取り上げ方により、菅首相の分析をしてその結果を映画を見ている人たちに示すだけではなく、たとえ誰が首相であろうとも主権者である我々がすべきことは何なのかを間接的だが強く問いかけているのが非常に興味深いと思った。

映画を見終わった後次女に感想を尋ねたところ「難しかったけど、途中で解説(注)があったからわかった」とのことだった。そんな彼女は多少興味を持ってくれたようで、「(国会議員には)総理大臣派とそうでない人がいるの?」と私に質問してきた。私は「そうだ」と答えて、国会議員の過半数を占める政党が与党となること、総理大臣は与党から選ばれること、総理大臣は大臣を任命するので結果として与党議員から選ばれること、を説明した。選挙の重要さがわかったようだった。

続いて彼女は、映画で「誰に投票して良いのかわからない」と述べている人について言及して、「私も今投票できても誰に投票して良いのかわからない」と言って、「選挙権持ったらお父さんに色々聞いてみるね」と言った。父親として頼られるのは嬉しいが、「自分でも色々勉強したり調べたりしてごらん」と言った。

その後は次女の好きな中華街へ行き飲茶を楽しんで帰宅した。夏休みで家に引きこもりがちで気持ちが沈んでいた次女はずいぶん明るくなってくれた。いい一日だった。

(注)途中ナレーションが入ったり、あと菅首相の過去の発言をまとめて紹介した後でそれについて解説してくれる人が登場した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?