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親知らずを抜く前に歯石取りをされるかはあなた次第

歯科口腔外科の看護師です。

口腔外科は歯科の中でも、外科処置を専門にする科です。
親知らずに限らず、毎日のように歯を抜いています。

今日お話するのは「親知らず抜きに行ったのに、歯石取りに通わされてなかなか抜いてもらえない。」というモヤモヤを解消する内容です。

親知らずが痛む
→抜くために歯医者に行く
→抗生剤と痛み止めをもらい「次回歯石取りね」と言われる
→1回で終わらず、歯石取り2回目の予約を取られる

→いつになったら親知らず抜いてもらえるの( i _ i )?

こういうモヤモヤを抱いている人は少なくないのでは?

何故、すぐに親知らずを抜いてもらえないのか。

それはあなた‼︎

歯医者に行ったの久しぶりですよね?
口の中が汚すぎて歯を拭けないんですよ。

どういうことかと言うと、
歯石が多量についている状態で歯を抜くと、傷口からばい菌が入り全身に菌がまわる可能性があるからです。

もちろん全員がそうなる訳ではありませんが、口の中の細菌が心臓に届き、感染性心内膜炎を起こし救急搬送される人がいるのも事実です。

心臓が細菌感染するんですよ。
怖くないですか?

3ヶ月に1回歯医者で定期検診を受けてる人は、初めて行く歯医者でも親知らずを抜きたいといえばその場で抜いてもらえるか、次回抜歯の予約を取ってもらえるでしょう。


今日のまとめ、
抜歯してもらえないくらい口腔内が汚いのあなたの責任です。
定期的に歯科検診とスケーリング(歯石取り)を受けましょう。

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