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音楽、音楽、ミュージック

最近あまり音楽を聴けていないが、音楽の話をしたい

その前に一旦、中学3年まで遡らせて欲しい

私は中学3年、バスケの最後の大会で、右膝前十字靱帯断裂という大怪我をしてしまった

スポーツ推薦の話も全て飛んでしまい途方にくれていたが、手術が終わった9月から勉強し、なんとか志望校に入学することができた

だが、その膝を庇うために疲労骨折や、半月板損傷再発のため再手術を行うなどで、高校バスケの3年間はあっけなく終わりを迎えてしまった

その後、大学進学をすることにしたが、大学には女子バスケ部はなかった

だからバスケに関わるとなると、サークル or 男バスのマネージャー の2択の他なかった

サークルで遊びバスケしてまた大怪我するのは嫌だし、体育会でマネージャーができるほど気が回るタイプではない(あとマジでT.O.できない)

そして、他のことにチャレンジしたかった

あんまり知り合いが多いところではなく、一から自分で頑張ってみたくなった

そこで気になっていたダンスサークルへ入ることに決めたのだった

高校2年生 …2013年頃?にたまたま聴いた
The PharcydeのRunnin’が頭にこびりついてた

Can't keep runnin’ away~~
「平均台の上〜〜」

こんな曲で踊りたいと思ったのが、ダンスサークルに入るきっかけだった

早速体験に行ったが、結局、ヒップホップではなくファンクミュージックで踊るジャンルに所属してしまった

先輩も同期も一番面白そうだったから

今も先輩、同期も遊ぶぐらい仲良くさせてもらっててこの選択に後悔は全くない

しかし当時はファンクが嫌いだった
Runnin'で踊りたかったのだ 無理もない

18歳からオールドスクールに触れていたのは、良い経験だったと今なら思えるけど

そこから、ミドルスクールも聴くようになり
やっとブラックカルチャーミュージックの流れが少し分かってきたところだった

19歳でDe La Soulのライブに行ったり、Dr.Dreで上がったりしていた
DJ shadowも好きだったし、93'til infinityを初めて聴いた時は鳥肌が立った

そんな時ちょうど行われていたのが
「BAZOOKA!!!第9回 高校生ラップ選手権」

親友の三輪に「おもろいからマジ見て!」と説得され渋々見ることになった

USばかり聴いていたので、日本にヒップホップがあることを知らなかった

しかし結果、大ハマり

オススメされたちゃんみなとれいちのバトルは面白かったし、
出場者全員キャラが立っているし上手い、背景も含めて応援したくなる

Clip Boxで保存して色んなバトルを何回も見た

最近、第9回優勝者の烈固くんにお会いする機会があったのでそのことを伝えたら
「ダメなやつじゃん!!笑」と笑われたが

とにかく、日本語にこんなエンターテイメント性があることを知り衝撃が走った

そしてその中でも、写楽のバトルスタイルに衝撃を受けた

スキルフルに韻を踏んだり、一生懸命メッセージを伝えるのもヒップホップだと思うが

彼はある意味ルーズ

力んでないように見えた

他のラッパーがBBOYファッションな中、彼はオシャレだけどちょっとその辺にいそうな格好で出場していた

だけど言葉で遊んで、メロディーで遊ぶ、相手のことも遊ぶ

気になって写楽のバトルは全部見たし、バックグラウンドも見た

彼のヒップホップの入り口は5lackだった
私はすぐ5lackとPSGを聴いた

「適当に行けよ、考え込むな」

「俺は自分の足でクラブへ行き、自分でフレンズを作り、自分で曲を作る」

「あれ以来失態はないなんて ねえ嘘さ だろう?昨日もきっとそう」

10年以上続けたバスケは、意外に政治の世界でもあった

そこを上手に生きる器用さもないのに、ずっと大人の評価を気にしてしまっていた私にとって

「時間は巻き戻せないけど、適当にしてても死なないし、まあ人生それぞれ楽しめよ」

今まで考えたことない生き方だった

それでいいんじゃない?
死にそうならもっと適当にやりなよ
自分のことは自分で決めなよ
その方が面白いから

それでも気がつくと肩肘を張った生活をしてしまう
だから時々聴いて適当に生きるように努めている

努めている時点で本物の適当にはなれないが
遊ぶように生きたい

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