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献血の話

こんにちは!はじめまして。
なお(@naoperc)と申します。
この記事は、(1stシーズン)謎解きクラスタによる謎以外の Advent Calendar 2022に向けて書いたものです。
アドベントカレンダーどころか、noteに文章を残すことすら初めてなので、拙い文章になってしまうかもしれませんが、参考にしていただけたら幸いです!

今回は、献血の話をしようと思います。

私自身の話になりますが、今年献血50回を達成しました!

↑ちなみに記念品の盃は10回から貰えます!
初めてが大学1年生の時で、それから10年以上通い続けてます!

献血って言葉では知ってるけどどんなことをしているの?
とか
興味はあるけどよく分からなくて怖い…
という方に向けて、自分の経験を踏まえながら
・献血ルームでは実際こんなことをしています!
ということを書いていこうと思います!

※自分は主に東京都と神奈川県で献血をしています。大きく変わらないと思いますが、都道府県によってやり方が異なる場合があります(現に東京と神奈川でもやや異なります)。そのことをご理解ください。

はじめに


最近、献血関連で悪い方向に話題になっていますね。広告関係とかで…。
そのことについて深く言及することはしませんが、最初に個人的な意見だけ置いておきます…

献血する人はみんなエラい!!!

↑もちろん、しない人はエラくないとかいう話でもありません。理由はなんであれ、献血は確実に人の命を救っています!
そんな献血ですが、自分は「食器用洗剤がなくなりそう。献血行ってもらおーっ」くらいの気持ちで行くこともありますw

理由なんてまちまちでいいと思います。
・誰かの役に立ちたい!
・魅力的な記念品がある!
・暇だからふらっと
各々いろんなことを考えるのは自由ですが、献血に行こうと思う人の邪魔だけはして欲しくないですね。。

献血の流れ


・まずは献血ルームに行ってみよう!



さて、献血に行ってみたいと思ったところで、いろいろ不安に感じることでしょう。
・病院みたいな雰囲気で行きづらい
・自分が献血の条件を満たしてるか不安
など…
ですが、興味があるなら、まずは行ってみましょう!
一人で不安なら友達を誘って
勇気がでなければ時間を決めたりきっかけを作って
とにかく行ってみて欲しいです!
自分も、最初は高校の同級生と3人で行きました!

細かい条件等はもちろんありますが、事前に軽く一読だけ(献血基準はこちらから)してもらえれば、細かいことは調べてもらえるので、一旦気にしないで大丈夫です!(これだけ回数行ってる自分もたまにヘモグロビン値が足りなくて別日に変更することもありますw)

事前に献血を予約することもできますが、正直慣れてからでいいと思います。“必ず予約しろ!“という意見を見たことがありますが、予約者用のベッドが時間ごとに確保、優先されるだけで、当日分の枠も十分にあります!(でなきゃ、街頭で献血協力の案内なんてしないでしょう。)
予約することで献血ルーム側も必要量の把握など、献血する側もポイントや景品の優遇など双方メリットがあるので予約推奨ではありますが、初めての場合そんなハードル上げる必要はないかなーと個人的に思っています。
※調べてみたら、初回の予約は不可のようです。でも、上の考えは大切だと思っているので、文章そのまま残しておきます。

嬉しいことに、混んでる場合だと時間がかかったり別日をお願いされるかもしれませんが、献血ルーム側が調整してくれるのでこれも気にしないで大丈夫です!とにかく行ってみましょう!
3~4回行けば、最早喫茶店感覚で行けますw(なんなら自分はスタバの方が緊張します←)

・受付


個人の献血の情報は、献血カード献血者コードで管理されます。初めての場合、最初にその登録からすることになります。
2回目以降はそのカードを受付に渡せば受付完了です!希望の献血種別(全血献血or成分献血、詳しくは後述)を伝えましょう!

・質問への回答


このあたりは場所によって順番が前後する可能性がありますが、受付が済んだら荷物をロッカーに預け、名前を呼ばれるのを待ちます。その間に、血圧測定をお願いされることが多いので、そちらも済ませます。

血圧計。なんかこれ、いいよね。


名前を呼ばれたら、まず指の静脈で本人確認をします!そして、・登録情報の確認・本日の体調・睡眠時間・直近の食事などを尋ねられ、次にタブレットでいくつかの質問に対して回答していきます。内容は主に
・本日の体調について
・常用の薬などの有無
・最近のけが、病気などの状況
・海外渡航歴
・予防接種、身近の人の感染症の有無
などで、大体20項目ほどありますが、“はい“か”いいえ“で答えるだけなので2~3分で終わります。すぐ終わりますが、めちゃくちゃ大切な情報になるので、責任をもって回答しましょう!
これに加えて、東京では合間の時間に“シーフテスト“という、肩に指先を当てて肘を肩の高さにあげる姿勢をとって、痺れなどがないかを見ることで血行の確認をしたりもします。

・医師の問診


次に、前項で答えた回答を元に、医師の問診を受けます。
ただし、これも健康状態や消毒液のかぶれの有無、(あれば)薬などの詳細を確認して、献血できる状態かを確認する程度なので、特に問題なければ1分ほどで終わります。

・血液検査


問診が終わると、次に血液検査をします。健康診断で採血の経験がある方はそのイメージで大丈夫です!ただ違う点は、その場ですぐ結果が分かるところですね。
自分の血液型を伝えて、献血の基準を満たしているかを調べてもらいます。血液型が不明な人は、ここで調べてもらうこともできます!(それだけでも行く価値がありそう!)
2020年からは、全血献血の場合のみ、指先にちっちゃい針をチクッと刺して、染み出したごく少量の血液から検査できるようになりました!
成分献血の場合は細かく検査するので、注射器で10~20mLほど採血します。

来ました。。!注射。。。!!

検査用に少しだけ採血します

(大人になって注射を怖がるなんて…)というのもあるかもしれませんが、怖いものは怖いですよね。。
人によってはそれが理由で献血が怖い(健康診断が怖い)という人もいるかもしれません。

自分も刺される瞬間は緊張します!!

自分が心がけているのは、刺されるタイミングで
目線を(注射器から)逸らし、ゆっくり息を吐き続ける
ことです。
息を吐ききれば、終わっています!

検査をして基準を満たしていれば、いよいよ献血本番になります!

ここまででスムーズにいけば10~15分、長くても20分程度かと思います。

・休憩


呼び出しブザーを受け取り、ベッドの空きが出来るまでルーム内で休憩します。これから血液、簡単に言えば多量の水分を体内から抜き取るので、十分な水分補給を促されます。
ここで朗報です。

ルーム内の自動販売機のドリンクが飲み放題です!!!

※種類は場所によって細かく変わると思います。

それが目当てと言われると違うけど、とても嬉しいことですね!(個人の主観)
ファミレスでもドリンクバーがあれば嬉しいでしょう!(個人の主観)
BanG Dream!の花園たえちゃんもそう言ってます←

Poppin' Party これからどこ行く会議

種類は場所によると思いますが、あったかいものから冷たいものまで
・コーヒー
・カフェオレ
・各種ジュース
・スポーツドリンク
・炭酸飲料
・コーンポタージュスープ
・オニオンスープ
などなど、ぬるめや氷なし、砂糖控えめなど細かく選べます!

のんびりしてるとブザーや案内表示で呼び出されますが、慌てて行く必要はありません!空いたことを知らせるものであって、ちゃんと準備が出来てからで大丈夫です。
しっかり水分補給をして、献血が始まるとお手洗いにいけなくなるので、それも必ず済ませましょう。

・献血本番


いよいよ献血本番になります。名前と血液型の最終確認をして、ベッドに座ります。
本番用の針は、基本的に検査した時と反対の腕に刺すことになります。検査の時に本番の腕を決めますが、どちらも問題なければ本番は利き手でない方がいいでしょう(つまり検査が利き手)。そのあたりも、看護師さんが血管の状態を見て一緒に判断してくれます!
大体、肘あたりの内側か側面の血管に刺されることになりますが、ここでも自分は“目線を(注射器から)逸らし、ゆっくり息を吐き続ける“を実行します。
ここで、全血献血と成分献血の違いを少し説明します。

・全血献血(400mL・200mL献血)
血液そのまま採る献血です。必要量の血液を回収したらそれで終わりになります。ただ、体内から約400g(200mLなら約200g)もの血(水分)が失われると考えると、体への負担は大きいです。
時間としては、10~15分くらいで終わります。(血流、体調などによって変動はあります)

・成分献血(血小板・血漿献血)
血液のうちの必要な成分だけを回収する献血です。一度全血の場合と同様に血液を回収し、分離器を使って成分を分け、赤血球など集めない成分を体内に戻す、このサイクルを3~4サイクル行います。
全血と比べて赤血球などが戻ってくる分、体への負担は小さめですが、工程が多い分時間は大体40分~1時間くらいかかります。(こちらも血流、体調などによって変動はあります)

どちらにせよ、一度始まってしまえば、ひたすら暇です。ベッドに小型テレビやタブレットが備え付けてあることが多いので、好きな番組を見ながらのんびりしましょう。

しかし、リラックスしすぎると血流が遅くなり、
怒られます機械に
小うるさい警告音が鳴りますが、看護師さんがなんとかしてくれます。指示に従って、ホッカイロで温めたり足の運動をして血行に気をつけましょう。

・献血終了


必要量の採血が終わると献血終了です。再度血圧を測り、体調の変化がないか確認して、数分間ベッドで休んだら受付に移動します。その際

立ちくらみに十分注意しましょう!

当然軽い貧血のような状態になるので、立ち上がる時や移動して歩く時など、ちょっとでもクラっとする場合はゆっくりしゃがんだり横になりましょう。無理して急に倒れるのが一番危険です!決してすぐ予定があるから駅までガンダッシュするなんてことはしてはいけません!(1敗)

ルーム内で大体15分ほど休憩してから帰宅することが推奨されます。混み具合や常識の範囲内にはなりますが、滞在時間に特に制限はないので、たっぷりくつろぎましょう!
引き続きドリンクは飲み放題ですし、場所によってはせんべいやクッキーなどのお菓子も置いてあります。さらに、マンガや雑誌も置いてあるので、休憩の暇つぶしには事欠かないと思います。自分はマンガ「宇宙兄弟」を大体2巻ずつくらい読んで帰宅しています!

オススメ!他にもはたらく細胞とかオススメ!

休憩中に、スタッフさんから次回以降の献血可能日が記録された献血カードを返却してもらい、条件によって記念品などを受け取り、これで全行程終了になります。次回以降の予約をするかを促されることもありますが、献血期間的に大分先の予定ですのでその場ですぐ決めなくても良いかと思います。同時に、web会員サービス「ラブラッド」というサービスに無料登録でき、予約はそのページからいつでもできるので、したい時にそこから予約すると便利です!(希望場所や都道府県にもよるかと思いますが、土日の予約は結構埋まるので、一ヶ月前くらいから目星をつけておくと良いと思います!)

複数回献血のススメ


上記までが献血1回の流れでした。文量が長くなってしまいましたが、様子はお分かりいただけたでしょうか?
ここから2回目以降、つまり複数回献血の話になります。

献血してから次の献血が可能になるまでの間隔が決まっています。(連続でできちゃうと、自分の血がなくなっちゃいますからね…)

200mL…約1ヶ月後から
400mL…男性は約3ヶ月後から、女性は約4ヶ月後から
成分…2週間後から
※もっと細かく規定はありますが、ざっくりとこれくらいと思っておいてください

全血の場合、赤血球などを体内でまたたくさん生産しないといけない分、次までの期間が長めになっています。特に400mLの場合はかなり長いです。
ここでお伝えしたいのが…

400mLの後に成分献血をする場合は、男性も女性も約2ヶ月後からできます!

つまり、400mLの後にまた400mL献血をするまでの約3〜4ヶ月の間に、数回成分献血を挟むことができます!全血も成分もどちらも大切なので、満遍なく提供できるこの「ダブル献血」を推奨します!

さて、複数回献血するメリットですが、
・記念品と交換できるポイントが貯まる
・自身の健康管理の指標になる
・命を救う役に立てる
などがあります!
記念品は、時期や場所によって大きく異なりますが、例えば冒頭で話した洗剤、マスクや綿棒、絆創膏などの便利グッズ、スマホスタンド、多機能ボールペン、タオルケットなどいろいろバリエーションがありました!通うのになんだかんだお金がかかるとか一切なく、完全に無料でいただけるのだから嬉しいものです!あとは献血回数10回からポイント関係なく記念杯がもらえたりもします!(これも最近タオル、お箸、お皿などから選べる選択肢ができたみたいです)
自身の健康管理については、(体重などどうにもならないパラメータもありますが)献血できる血液状態=健康であると言えるので、献血に通うことで健康に生きるモチベになりますね!さらに、健康診断よりも細かく分析された血液検査の結果が見れるので、おトクです!
命を救う役に立てるはほんとにそのままで、献血は人の命を救っています!最も身近なボランティア活動と言ってもいいでしょう!

献血ルーム紹介


最後に、自分のよく利用する献血ルームを紹介して終わろうと思います。

・新宿東口献血ルーム

広い!キレイ!


ビルの耐震工事などで一時閉鎖していた新宿東口献血ルームが、新宿東口駅前献血ルームと合併してリニューアルした献血ルームです!(今まで名前が紛らわしかったので一緒になってよかったですw)
新しいので綺麗ですし、広くてたくさん人がいても十分ゆったりできるスペースがあります!待合室には大きいモニターで呼び出しもされるので案内もわかりやすくてオススメです!
場所も新宿ALTA近くと駅からすぐのところで便利です!
たまに無料の占いなどのイベントが行われているので、興味ある方は献血ついでにぜひ!

・横浜Leaf献血ルーム

最早ただのカフェ!


横浜駅西口から歩いてすぐのビル14階にある献血ルームです。
内装がとてもオシャレで居心地の良い雰囲気です!
そして何より、献血後にハーゲンダッツがもらえます!自由に読める蔵書も1000冊以上あり、好きなドリンクとハーゲンダッツをいただきながらまったり休憩できる贅沢な空間です!
こちらも占いや救急法講座などの無料イベントがときより開催されています!


以上です!
これを機に献血に興味を持っていただけたら幸いです!
最後までお読み頂き、ありがとうございましたm(_ _)m


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