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flesh and blood : AzaleaはOutsidersでまぐれあたりしたのか

Outsiders後のAzalea隆盛に関する記事。
・・・とはいえ、結局Lexiにやられている感じもなくはないのだが、
最新の状況にはめをつむって、3月末のところでどうだったか、という話。

AZALEA'S NEWFOUND META SUCCESS IS NOT A FLUKE
by Alex Truell
29th March 2023

いつものことながら、不遇の時代のこともちゃんとふりかえりつつ、どのように変わったのか記載してくれている。

Azaleaの理想的な動きのおさらい
Death Dealerを使っている場合、
コスト1で手札からArsenalに矢をおき、1枚ドローする。
この時点で自分のデッキトップを知っていることが最善。
そして、それが強い(相手にとって有効な)矢である事実が必要。
このためにはなんらかのnon-attack actionのお世話になる必要がある。
Azalea本人の能力でArsenalのカードをデッキボトムへ、デッキトップからArsenalにカードを移動する。
新たにArsenalにやってきたものが矢(それは知っていたはず)なら、dominateがつく。
矢を発射する。
その矢にバフ(瞬間的な強化)する。
相手はダメージとともにon-hit効果による妨害をうける。

これまでのAzalea
Death Dealerの場合、攻撃にプラス1コストがかかる。
 Iceの世界ではよけいにたいへん。
Crucible of Warで妨害効果を持つ矢が追加され、妨害の人になる。
しかし、相手を困らせることができても、倒すことができない。
    →ダメージ出力が少なめだから。
といって、バフを増やすと、矢とのバランスがむずかしい。
Lexiが追い抜いて行った。
でも、本当にすこしずつデッキの中心部分になるカードが固まってきた。
とはいえ、ほかのヒーローなら簡単にできることができるようにはならなかった・・・

が、DynastyでAimカウンターが実装されて、変わった。
Lexiが簡単には活用できないもので、Azaleaがうまく使えるものがようやくきたのだ。けれども、Aimカウンターに傾けば、この時点ではDeath Dealerをあきらめる必要があった。

そしてOutsidersでは、Rangerに新たな装備品 Quiver が追加された。
Crow's NestはAzalea専用であり、彼女のもともとの戦略とAimカウンターを統合した。

さらには、Codex of Frailtyが大きな役割を果たす。

で、Alexをもって、もはやAzaleaは、いちいち対戦相手によってサイドボードをしたりする必要もなくなったと言わしめたあとにあがったカードが以下。

つまりは、対戦相手を選ばない強力な妨害とダメージ効率をもつカードを手に入れた、ということだ。

そして、バフについても、いままでとは毛色がちがっている。

Laceシリーズは、病気つきで攻撃力プラス3点を選ぶことになんの迷いもいらない。
Melting Pointは4点の強化に加え、相手の片手武器を壊せる。
Toxicityにいたっては、on-hit効果でのライフルーズを次の矢に与えるかたちでのバフであり、dominateとマッチする。

さらに、Bolt'n' Shotがお決まりではなくなる、つまり定番が変化するきっかけとしてのカード。

Falcon Wingは、コスト0で4点の打点に、go againがついている。
Death Touchは、Azaleaが攻撃力6のカードを持っていない、という先入観を過去のものにした。

Riptideほどとまでいかなくとも、罠を準備することもできる。

いずれ、ずっと使ってきたRed in the Ledgerにはこれからもお世話になりそう。なぜなら、多くのデッキが、その攻撃パターンがワイドだろうが一点集中だろうが、強く依存しているgo againをとめてしまうものだから。Nock the Deathwhistle、Codex of Frailty、Memorial Ground、そしてGive and Takeもあるので、Red in the Ledgerを使いまわすデッキを組むのは容易であり、対戦相手をゲーム外に追い払うことができる。

Dromaiが、そのご本人にとって有利ともいえないメタなのに環境にとどまっており(←言い方?)、ドラゴンに攻撃することの代償が高くつくことから、Azaleaにとっては注意が必要。

メタは動くものだし、Azaleaも現時点にとどまっているつもりはないということがシメのお言葉。

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記事を書くのもAlexは楽しかっただろうな、と。だって、Alexのいままでの記事を(全部ではないにしても)読んできて、相当の苦労と工夫を重ねてきているのは知っているから。対戦相手に応じて緻密にサイドボードをする必要がなくなった、という一節が衝撃的だった。ようやく他のヒーローたちと同じくらいのところに並んだのかも。妨害を多用するヒーローという立ち位置で、常にメタに一石を投じられるような、そんな感じで前に進めればよいのかなと思った。

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