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【7月】顕微受精の結果(不妊治療の話)


今日は顕微受精の結果を聞きに行く日。

うまく受精できていたらそのまま移植の予定だ。

10時半にクリニックに行き、受付を済ませて呼ばれるのを待つ。
15分ほど待って診察室に呼ばれた。



結果は、受精できていなかった。



「まだ一回目だし、今回ダメだっただけで次回も同じようになるとは限らない。気にしなくていいですよ」
受精に至らないというのは確率的に普通にあることらしい。


診察室を出てすぐ、夫にLINEした。

受精できていたらその後数時間待合で待つことになるとあらかじめ聞いていたので、
「そうなったら何か食べ物届けるわ!」
と言ってくれていた。

なので私が家を出てからずっとそわそわ待っているはずである。


「今回はダメでした」

と送るとすぐに既読になって

「そっか!おつかれ^ ^」

と返ってきた。


なんとなーくうまくいかない気もしてたし、実際「○回目で授かりました」という記事もよく見るから、先生が言うように普通でザラにあることなんだと思う。


それでも期待してクリニックに向かった気持ちや、採卵の痛みや、今周期の診察にかけた時間、仕事のやりくり、日々の体調、色んなことを思うとやりきれない。

一回目でもショックはショックだ。


「気にしない気にしない!」


というポジティブな自分と


「これいつまで続くんだろう。しんど」


というネガティブな自分。


帰り道の頭の中ではいろんな感情がないまぜになった。


真夏の駅前。
信号待ちをしている間にホロっと涙が出た。


帰宅すると夫もなんとなく元気がない。
そらそうよね。


こんな暗い日もあるさ。

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