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43.ギブアンドテイク、できてない

私は定期的に、すごくこころが敏感になる。そんな時にLINEをすると、いつも出来る限り予定を調整して、私のために予定を合わせて電話をしてくれる友達がいる。

今回も自分自身の力だけでその不調に対処できなくて、その子に連絡してしまった。"しまった"と書くくらいにはやっぱり人の時間を奪っていることへの罪悪感があって。なんとかしなければいけないとは思っている。基本的に人間関係はギブアンドテイクだと思っているから。

この子は私が高校生活で躓き始めた高2の頃から、ずっとそばにいてくれる。物理的な距離が離れてからも連絡を取りあい、時間が合えば会ったり電話したりという関係がもう3年近く続いている。




その子の言葉で忘れられないものがひとつある。それは





ギブアンドテイクって必ず相手から受け取ったものを相手に直接返さなきゃいけないわけじゃない。私からもらったものを別の子に返したっていいんだから、なおは気にしないでいいんだよ。なおの周りの困ってる他の子を助けてあげられればそれでいいじゃん


というもので。なんだか、いつも申し訳ない思いを抱えていた私にとってとても大きな意味のある言葉だった。そこからはその人に迷惑をかけない範囲で、とことん頼ることにしている







私たちは生きていく上で絶対誰かと一緒にいなくてはいけないわけじゃなくて。1人で過ごす時間に慣れることも大事だと思っている。実際私も、1人ぼっちでもなんだかんだ生きていけると思っている節がある。でもこれは自分の居場所はここだけじゃないと潜在的に思っているからこそ、無理せずコミュニティに参加できているんだと思う。私には家族もいるしこうして助けてくれる友達もいる。だからこそ、自分が大切にしたい人たちを自分で探しに行く余裕が私にあるんだと思う。帰れる場所があるから。

そしてネガティブな思考も私の一部で、生かすも殺すも自分次第だってずっと隣で声をかけてくれたあなたと、どんなに学校に行けなくてもうまく気持ちをコントロールできなくてもただただそばにいてくれて、わたしが話したい気分の時にはとことん聞いてくれた君と、どんなに学校に行けなくても焦らずいい意味で人生の舵をわたしに任せてくれた両親のおかげなんだろうなぁと電話で話してて思った。私を形成してくれたのは、周りの人たちの優しさのおかげなんだろうなって。




みんなといたから、今の私がいるの。
私たちは、最強なの。

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