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神谷奈緒というアイドル【可愛いを探す旅路】

「神谷奈緒は王道ツンデレアイドルだ」

誰もが口を揃えて言うこのセリフ。私も最初はそう思っていました。それもそのはず。彼女の代名詞はツンデレなのですから。

ですが今回の題名にもあるように、神谷奈緒というアイドルは、可愛いを探す旅路の途中なのです。

ではなぜ彼女は旅の途中なのか。神谷奈緒を担当してまだ間もない私が、神谷奈緒のカードをピックアップし、独自の目線で深掘りしていこうと思います。


①ツンデレなアイドル 神谷奈緒


まずは神谷奈緒のノーマルカードをご覧ください。

9月16日生まれの17歳。千葉県出身で、趣味はアニメ鑑賞。もふもふの髪の毛と大きなおだんごヘアーが彼女のチャームポイントです。
ここで注目してほしいポイントはセリフ部分。持ち前のツンデレ力を発揮しています。ここで皆さんの半分くらいは、神谷奈緒はツンデレアイドルなんだ。と解釈するわけですね。

そしてこのカードの特訓後のセリフがこちら。

はい、これで皆さんの大部分が神谷奈緒はツンデレアイドルなんだ。と確信を持つわけです。
実際に私もそうでした。
まあ確かにそうですよね。これだけツン要素がある中で「ポーズくらいなら…」と言っているあたり、デレ要素少なめのツンデレ少女に見えるはずです。


②雨が苦手なアイドル 神谷奈緒

先程も述べているように、神谷奈緒はもふもふの髪の毛がチャームポイントです。要するに彼女の髪の毛は、くせっ毛なのです。つまり…言いたいことはわかりますよね?雨で髪の毛が爆発するんです。

SR 恥じらい乙女 より

大雨が降る中、1人プロデューサーを待っている奈緒ちゃんですが、しっかりプロデューサー用の傘を左手に持っていますね。親密度コミュで判明することですが、この時の奈緒ちゃん、急な雨でプロデューサーが濡れるのでは?と心配してくれていたそうで、言い出しっぺが行くべきだと皆に囃し立てられたようです。「担当アイドルとしての義務は果たしたから!これからもお互い様だからな!」と言われます。雨が苦手なのに来てくれるなんて……。

…ん?これからもお互い様???これはかなりデレなのでは…………?


SSR オーバー・ザ・レインボー より

神谷奈緒は雨が苦手なアイドルだと先程から述べていますが、このSSRコミュでようやくその心理が判明しました。

彼女は、雨に助けられたのです。

誰かと近くで話すことが苦手な奈緒ちゃんですが、プロデューサーと出会い、親身になられることも多くなったせいか、恥じらいを感じてしまっていたようです。
そんな時に急な雨に見舞われると、1つの傘の下に入るしかなく、さらに話さなければならない。といった状況に、自然となってしまうわけです。そこで改めて、プロデューサーとしっかり向き合うことができた。と彼女は本心を語ってくれます。
…まあその後、なんで本音トークしてんだよ!?恥ずかしい!とまたしても恥じらっていますが…。

「ステージで可愛いポーズしてるあたしも、考えたら、相当恥ずかしい……。けど、これが今のあたしだから……見ててくれよなっ!」

SSR+ オーバー・ザ・レインボー より


可愛い姿を他人に見られることでさえも恥じらいを感じていた彼女が、見ていてくれと初めて口にした瞬間。今思えば、これも彼女の旅の1歩だったのかもしれませんね。


③虹を追いかけるアイドル 神谷奈緒


SSR 一陣の情熱 より

神谷奈緒にとって、アイドルという存在は虹そのものと言っても過言ではありません。彼女は、アイドルの舞台のことを鏡の中の幻夢の中の世界と称しています。虹も極稀に現れる現象なので、確かに幻のようなものだと言えるでしょう。
遠くに架かる、幻のような虹を追いかけてきた神谷奈緒は、もうすでにその虹のふもとまでたどり着いていたのです。つまり、神谷奈緒はアイドルとして、成長していたのです。まだまだ遠い存在だと思っていたアイドルは、もう自分自身なのだとわかった瞬間だと私は解釈しています。
自分で靴紐を結んだ神谷奈緒は、まだ味わっていない世界を目指し、幻想の世界と現実の世界。そのど真ん中を、プロデューサーと一緒に駆け抜けるのです。

「ここは、夢でも幻でもない。あたしの舞台だ。あたしは、アイドル神谷奈緒は、ここにいる……!」

SSR+ 一陣の情熱 より

自分のために夢を負うのではなく、期待と責任を背負った、1人のアイドルとして誇りを持って、自分の足で走りたいと彼女は言います。

アイドルって、楽しいな!

彼女はここで、アイドルとしての自覚を改めて感じたのです。

P.S. 実はこのSSR、特訓コミュの背景で奈緒ちゃんのソロ曲『2nd SIDE』のオフボーカルが流れるんですよね。改めて、彼女がアイドルとしての1歩を踏み出した意味を込めているのではないでしょうか。


④ついにデレたアイドル 神谷奈緒

おまたせしました。ようやくたどり着きましたね。ここまで長かった……っ!!書いている私自身も長かったと感じるレベルなので、ここまで読んでいただけているのであれば、もう感謝の言葉では表しきれないほどに感謝しております…。

SSR 魔性の夜会 より

ピンク!!!しかもメイド服ですよ皆さん!!!!やはり彼女はCoではなくCuなのでは?

…と、案の定、皆にはイジられたようです。イジられながらも、プロデューサーを待っていたようですが、いや、待ってないから!と速攻で否定しています。可愛いと言ってもらえたらしく、彼女はここで、微笑みを見せるのです。

えっ、微笑み…………?????


デレたぞ神谷奈緒が!!!!!!!

はい。ついにここに来て神谷奈緒は可愛いと言われることに抵抗をなくしました。やったね!!!!!色々な仕事をこなし、それ相応の服を着てきた彼女は、密かに自身を抱いてきたようです。褒められると嬉しいもんだな。と素直に喜んでいましたし。
ですがプロデューサーに対してのツンデレはまだ残っているようで、別にプロデューサーに可愛いって言ってもらうために着た訳では無いと否定します。


「でも……まぁ、その…………。き、今日は………可愛いって、言ってくれてもいいんだぞ……。」


SSR+ 魔性の夜会 より

はい。言います。可愛い!!!!!!!

やはりデレる神谷奈緒は可愛いと思った瞬間ですよね。プロデューサーもこの時だけは黙ったらしく、似合いすぎて直視できなかった様子。それを逆手に取った奈緒は、「あたしに似合う衣装を選んで着せてくれてるんだから、目を逸らさないで、今はあたしだけをちゃんと見てくれ」と、告白とも言えるような内容の言葉を発言するんです。

プロデューサーは、奈緒とファンのために、奈緒を可愛くする。
それならば、奈緒はプロデューサーのためにもっと可愛く………………。

そう考えると自然と涙が出てきました。


⑤雨と踊るアイドル 神谷奈緒


SSR ダンシン・イン・ザ・レイン より

先程、神谷奈緒は雨が苦手なアイドルだと述べましたね??

全然苦手じゃないじゃん。

そうツッコみたくなる気持ちはよーくわかります。
そして、何故雨の中で踊っているのか。疑問に思った方も多いはずです。その経緯について軽く説明しますと……

オフの日に一緒に遊びに行った奈緒とプロデューサーですが、急な雨に見舞われてしまった模様。傘も所持していなかったため、びしょ濡れになってしまいます。「こんだけ濡れてたらタクシーも乗れないし、このまま事務所まで行くぞー!」と嬉しそうに走り出した…………らしいです。
雷も鳴っている大雨の中、まるで踊るように水溜まりへとステップを踏んでいく奈緒ちゃんは、まさにダンサーそのもの………。

どんなにすごい土砂降りでも、いつか雨はあがります。つまり、辛いことや苦しいことも、ずっと続くわけではないのです。

「雨が降った後には、虹がかかるだろ?苦労を乗り越えた先には、今よりきれいな景色があるんだ。アイドルのステージと同じだよな!」

先程述べたように、アイドル=虹 という解釈がここで明確になりましたね。今まで沢山苦労してきたからこそ、このセリフは心にグッと残るものになっています。

「もちろん、雨に降られてる最中は大変だけど.....誰かと駆け抜けちゃえば、楽しいからさ。いまのあたしは、雨も楽しみながら進んでいけるんだ!」

雨も楽しみながら進んでいける。過去の彼女からは絶対に出ないようなセリフです。この時点で、彼女は初期から大きく成長していることが明らかになったはずです。そして彼女は別の部分で、こう発言しています。

「雨の日は…雨を一緒に楽しんで。それでも晴れなきゃ、虹をかけるよ。」

雨を楽しんで、虹をかける。彼女はこう言いたいのではないのでしょうか。

『どれだけ苦労をしたとしても、その苦労を糧にすることで、自分は輝き続ける。そして虹を架ける。すなわち、神谷奈緒というアイドルとして、誇りを持ちたいんだ。』と。
(自己解釈失礼します。)


「…ちゃんと、感じてるよ。七色の光が、あたしを応援してくれてること!このステージは他の誰でもない、あたしだけのもの…。カッコよくキメる神谷奈緒を、見ててくれよな!」

SSR+ ダンシン・イン・ザ・レイン より

神谷奈緒は、アイドルという「特別」な存在を、もっともっと感じたいと言います。せっかくなら、いけるところまでいってみたい。単純な主張だ。と彼女自身も語っています。

「あたしを見ろ!アイドル・神谷奈緒はここにいるぞ!ってね♪へへっ、こっちを見ていない人がいるのなら、こっちを向かせればいいんだよ。な、プロデューサーさん!」

彼女はもう、恥ずかしがり屋なんかではありません。アイドル、神谷奈緒なんです。「今」の自分に満足せず、ひたむきに進み続けるんです。


⑥可愛いを探すアイドル 神谷奈緒

SSR 楽しい今を、未知の明日を より

おてて繋いでる!!その繋ぎ方何それエモい!!!
しかもおそろコーデ!!テーマパークデート!!!

神谷奈緒Pの誰もが発狂したであろう、こちらのSSRカード。なんと初登場時がお隣のアイドル、北条加蓮ちゃんの誕生日ということも相まって、奈緒との手繋ぎは加蓮への誕生日プレゼントなんて言う人もチラホラ。

収録再開までにあったことは次の通り。

収録でテーマパークに来ていた奈緒と加蓮とプロデューサー。小さい頃にここへ来たことがあり、昔と比べて新しいエリアや可愛いスイーツなども豊富になった。しかし全てが変わったわけではなく、昔からある物も残っていたようで、安心した。と奈緒は胸を撫で下ろしました。

きっと、一気に変わってしまっていたら寂しかったんだろうけど、根っこの部分が変わっていないから、懐かしい気持ちも、新鮮な気持ちもどちらも楽しめるんだろうな。と笑顔で語ります。

つまりこれは、奈緒自身の過去を振り返っていることと同じなのです。

昔の奈緒はかなりツンツンしていたため、時折見せる可愛さが心を鷲掴みにしていました。
それが成長するに連れて、新しい一面やさらに可愛くなった姿を見ることができるようになりました。ですが、奈緒の原点にして頂点である「ツンデレ」健在なのです。だからこそ、ツンデレな奈緒も、可愛い奈緒も、カッコいい奈緒も、全てを受け入れることができるのではないでしょうか?

今日も明日もその先も。
ずっと楽しくいられるように。


どんなに変わっても、あたしはあたしだ。

根っこに持ってる自分は変わらない。

そう知ってるから…
あたしは、どこにでも進めるんだ。

SSR+ 楽しい今を、未知の明日を より

別れた道も、いつかどこかで繋がっている。


お嬢様のような衣装で写真を撮る奈緒は言います。場所はドイツ。本当に、旅をしていたんです。

可愛いを探す旅を。

そして、彼女は言うのです。

あたしが可愛い服を自信持って着られるのは
プロデューサーに出会って
アイドルとして仕事して
色んな人に似合ってるって言ってもらえたからだ。

これがもし旅と同じなら
まだ行ったことのない道があるはずだ。

あたしともっと旅に出よう!


目の前の知らない道の数だけ、きっと…
新しいあたしが待ってるからさ。



最後に 〜共に虹の架け橋を〜

いかがでしたでしょうか。
愛が強すぎる故に、かなり解釈しづらい内容になってしまったかもしれません…。

しかし、私が神谷奈緒を好きになった理由はこの記事に留まりません。メモリアルコミュについて触れていませんし、もっと深掘りするなら、ユニットやSRカード、更にはモバマス限定カードについても………

と、これ以上言ってしまってもただ面倒くさい奴だと思われてしまうだけですので、この辺りでストップをかけさせていただきます。

つまり、最終的に言いたいことはただ一つ。

神谷奈緒の良さをみんなに知ってほしい!!!

その一言に限ります。

アイドルマスターという大型コンテンツの中で、たった一人をピックアップすることは難しいことです。私だって、765の子もミリオンスターズの子も大好きですから。(Mとシャニはまだ入ってませんが。)
しかし、少しでも神谷奈緒という一人のアイドルを知ってもらいたい。好きになってもらいたい。という一心で、この記事を書いています。そこだけは譲れません。

この記事を見ていただいて、少しでも神谷奈緒というアイドルを好きになっていただけたなら、私は泣いて喜びます。

そして、全世界の神谷奈緒Pも、きっと喜ぶことでしょう。

あなたの心にも虹が架かりますように。

そして、神谷奈緒と共に虹を渡るその日が、いつか来ますように。



🌈ご閲覧ありがとうございました!🌈

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