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今日も空を見上げた。個展を開いた話。

先日無事、個展「今日も空を見上げる」が終了しました。

開く前の話はこちら

ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。お一人お一人にDMやらお手紙やらしたいと思いつついつの間にかもう終わって2週間以上経ってしまい…すみません、一旦この場を借りてのお礼とさせてください。なかなか人と会いにくい世の中ですが、次回お会いした時にお礼を申し上げるのを楽しみにしています。

WEB上にも記録として残したいと考えていたため、配布したリーフレットのテキストに加筆し、展示した函館市と江差町で撮影した23枚を順に掲載したいと思います。

海辺の月(入舟漁港・大森浜にて)

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2021.9.10(18:08)撮影

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2021.11.17(16:16)撮影

今回縦撮影はこの2枚だけでした。
函館は海に囲まれた街。
思い出す風景には、海が頻繁に登場します。
そして、夕陽を撮っているとたびたび月の存在を見逃してしまいます…。この2枚は、運良く思い出せた日の写真です。

函館山・山頂より

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2021.6.26(4:12)撮影

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2021.6.13(4:50)撮影

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2021.6.13(4:07)

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2020.9.28(5:26)
1枚目と4枚目は違う場所からの日の出。
2,3枚目は大雲海の日に撮影したもの。
住んでいてもなかなか足を運ぶ機会がない函館山。外の人にはつい夜景を勧めてしまいまがちになります。実は早朝も美しい表情を見せる、ということを私は去年はじめて知りました。

入舟漁港にて

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2021.8.30(18:02)撮影

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2021.10.9(17:06)撮影

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2021.6.25(18:47)撮影

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2021.9.10(18:07)撮影
印刷に最も苦労した4枚。ご来場いただいた方は、実際に見たものと結構色が違うのにお気づきいただけるかもしれません。
美しい夕陽が見たい、と思った時にすぐに足を運べるのが入舟町。北斗市・木古内町方向に沈んでいく様子を眺めていると、その日あった嫌な事もちっぽけに思えてきます。

石崎方面にて(志海苔町~石崎町)

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2021.9.17(17:35)撮影

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2021.8.20(18:14)撮影

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2021.11.20(15:58)撮影

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2021.11.20(15:51)撮影
個展開催ギリギリまで決まらず、開催2日前に撮りに行った写真が入っています。
私が小学生の頃、父が市立石崎小学校(来春で閉校)に勤めていたことから、なんとなくご縁を感じている地域。函館山と夕陽を一緒に眺められる場所です。

かもめ島・幸せになる鐘

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2020.8.22(18:27)撮影
2020年「江差の夕陽で総額100万円グランプリ」優勝作品。(受賞経緯
個展を開く、となった時に入れることがほぼ確定していた作品で、これだけはB2で業者さんに依頼しプリントしました。
昨年から今年にかけてのいろいろなきっかけとなってくれた写真です。

海に沈んでいく江差町の夕陽は「夕陽百選」に選ばれるほど。自分の足では初めて訪れ、その日に撮影しました。この日の夕陽との出会いが無ければ、今でも江差町は自分にとって「遠い町」だったと思います。

かもめ島にて

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2021.8.30(10:47)

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2021.7.16(19:36)

画像232020.10.11(16:35)撮影

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2021.7.16(22:53)撮影
今回の展示で、時間の幅が一番大きくなった4枚。開陽丸をかもめ島に入れるのはちょっと乱暴だったかもしれませんが…笑
瓶子岩、かもめ島の島上、島影と開陽丸、千畳敷に降りる途中からみたかもめ島の4枚。周囲2.6km程度の小さな島ですが、周辺も含め見どころがいっぱいです。

繁次郎浜にて

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2021.10.12(16:53)撮影

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2021.10.12(17:01)撮影

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2021.8.6(18:37)撮影

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2021.8.19(18:32)撮影
江戸時代、江差町に実在したと言われているとんち名人「繁次郎」の名前を冠した浜。すぐそばには「自称、日本一小さい」という道の駅もあり、夏は海水浴やキャンプをしている人も…

展示を終えて

今回の展示では、全ての作品について撮影地を述べる程度のタイトルにし、撮影日時を添えました。それは、ある種、私自身の自信の無さからくるものだったんだと思います。リーフレットの裏側には、下記の通り記していました。

「その空は、あなただけの空?」
私は、芸術家ではありません。
今のところは空を見上げるのが好きな、
ただの週末記者で、ライターで、
駆け出しのインスタグラマーです。
なので、その時々その場所の空や風景を
私なりに記録しているだけだと思っています。

このご時世で閉塞感を感じていた時に、
「屋外なら密にならない!」と思い、
近所の夕陽・夕焼けを
撮りあるくようになりました。
スタートは「趣味」です。

それが今では、SNSで
1カ月に約3万人以上の人が
自分の写真を見ている。

そして今回、個展もさせていただけた、と思うと、
ありがたいと同時にちょっぴり不思議な気分になります。

ひとりひとり、見ている空も景色もちょっとずつ違う。
でも、つながっています。
今は会えない友人も、きっとあなたと同じ空を見ています。

この個展が、私の空が、あなたの心にいる誰かとの
「つながり」を思い出すきっかけになったのなら幸いです。

本日はご来場、誠にありがとうございました。

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それでも、たくさんの方がご来場くださり、お会いできた方はとても褒めてくださって。
会えなかった人も、ノートにありがたい感想を残していってくれました。
さらに言うと、全然知らない宿泊客と思しき方が足を止めてみてくださったり、リーフレットを渡すと喜んでくださったり。アゼリアで個展を話題のきっかけにしているご家族も見かけました。

また、先輩ライターがweb新聞記事にしてくれたり、新聞では上長がわざわざ休みの日にのぞきに来てくれて記事にしてくれたり。恐れ多いというかなんというか…。

結論としては、やって良かったなぁと思っています。見てもらえたことがとても励みになりました。

まずはひとつの節目を乗り越えた、と考え、またコツコツ撮りたいものを撮り貯めていこうと思います。お見せできるだけ溜まったら、またご覧いただければ幸いです。

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