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文章力・語彙力が、1年のアウトプットで飛躍的に向上した話


こんにちは ナカちゃんです。

今日は、私立高校の合格発表がありました。まずは、一山越えた感じでホッとしています。

 あとは、公立高校の大山が残っていますが、それを越えれば卒業式です。


さて。

今日は、北海道で突然の緊急事態宣言が出されてから、丸1年になる日なのだそうです。「言われてみれば・・・」そうだった。それくらい、必死な1年間だったのかもしれません。

 ということは、自分がアウトプットを始めて、1年が経とうとしているということです。

 コロナによる臨時休校が突然始まり、何か自分の中で思うことを、文章にしたいと始めたブログ。そこから、noteに移り、今に至ります。

人生でこんなにも、アウトプットをした年は始めてでしたし、こんなにも本を大量に読み続けた1年も無かった。

 そこで感じたことを、まとめてみようと思います。皆さんの、何かのヒントになって貰えれば、嬉しいです。


1 「文章を書くこと」が苦ではなくなった。

 教育の仕事というのは、まず「書くこと」が多いです。「書くこと」は「話すこと」にも繋がりますので、「話すこと」は、授業に直接的に影響を及ぼします。学級通信だけではなく、生徒の評価のための書類、通信表、所見などなど、本当に書くことが多いのです。

 文字数や長さを考えながら、いかにわかりやすく伝えられる文章を書けるか。それが、大問題。そして、評価する文では、一人ひとり違った文章を書かなければなりません。その子の良さを、他人に伝えるにはどうしたらよいか。言葉の蓄積や、文章の蓄積がないと、良い文章は書けません。そして、とても重要なのは、「誰が読むのか」ということ。「誰に向けて書くのか」を意識する大切さを学んだ1年でした。

 私は、沢山の本や皆さんのnoteから、インプットをもらい、そして、この場でアウトプットをさせてもらいました。ある意味noteは、私にとって、「文章力稽古の道場」だったように思います。

 そこで鍛えられたことで、仕事上でも、書くことの内容や幅が大きく広がり、また、話す言葉にも、いろいろなバリエーションを持たせたり、話題を広げることができるようになりました。このことは、自分において、本当に大きいアドバンテージになったと思います。


2 「使える言葉」の引き出しが多くなった

 noteを始めて間もない頃、一時期短歌を詠んでみたことがあります。詩の本も結構読みました。

「言葉が入っている引き出し」が自分でも、とても豊かになった実感があります。

 国語の先生に「先生のクラスは、言葉を意識した掲示物や、活動が多いですね。」と言われたことがあります。(私の教科は英語です😅)

 その先生は、中学校生活のまとめとして、短歌を詠み、色紙に毛筆でしたためる学習をしてくださったのですが、彼らの詠んだ短歌は、本当にすばらしいものでした。

 2年間、子どもたちと「本を読める環境」を整え、「一緒に読む」スタンスでやってきた結果、「本を読める人」に成長した彼らを誇りに思いたいです。最初は、「本を読むことは嫌い」とまで言っていた彼らが、休み時間や食後に、自分の本を机から出して読んでいる姿を見て、本当に嬉しかった。

「読書は、人を成長させる」というのは、本当です。

顔つきが、本当に変わります。性格まで、変化した子もいます。

 そして、生徒自身が「言葉の引き出し」に、読書で得られた言葉を残していくことで、「自分の想い」を的確に表現できる「語彙力」というのが育っていくのだな、と感じました。これは、私だけではなく、一緒に過ごしてきた生徒たちにも身についた力だと思います。

3 「聞いて良かった」「タメになる」話ができるようになる

 聞く人、読む人を、飽きさせずに、楽しませるにはどうすればいいのか。よく「先生は、話が長い」と言われますが、3分、5分、8分、15分、30分、50分のモジュールで、話すことと活動を組み込むことを意識できるようになりました。

 授業は50分間ですが、自分の説明は、15分で収める。「今から、〇〇分で、説明するよ」とか、「ここだけは、大事だよ」と5分で話すとかを意識すると、学習者に伝わりやすくなります。

 これは、コロナ臨時休校中に、いろいろと試行錯誤した「リモート授業」の産物だと思います。動画での学習は、50分、こちらが話し続けるわけに行きません。要点を短時間でまとめ、そして、作業する内容を的確に伝えなければなりません。そして、画面に収まる黒板(白板)の範囲は、限られています。「リモート授業」を意識した授業をすることで、「大事なことをコンパクトに、ダイレクトに伝える」改善につながったのです。

 普段の授業でも、同じことを心がけてきた結果、「大事なことが伝わる」ことで、「聞いてよかった」、「授業に出て良かった」と生徒が感じられるようになりました。これも、noteで、ICTを使った実践を参考にすることができたので、本当にありがたかったですし、勉強になりました。

 コロナ臨時休校中に、不安を払拭するために始めたnoteでしたが、自分が「発信する側」に立つことで、自分の仕事にもプラスに働いたのだな、と改めて感じています。

 英語のプレゼンテーションテストや、作品作りに、音声録音や動画制作を取り入れたり、SDGsについて調査、英文でのまとめを作成するなど、今までにない活動にチャレンジできたのも、この不自由さがあったからこそだと今は思っています。

 今回は、語彙力・文章力について、書かせていただきましたが、またの機会にICTを活用した英語授業についての振り返りも、まとめてみようと思います。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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 今年度も、あと残りわずか。卒業式を終えて、子どもたちを見送ったら、彼らと一緒に、私も新しいスタートです。

 4月からは、また 通信制大学の学生として学んでいきます。

 新1年生の皆さん、学生生活、一緒にがんばりましょう!

#これからの家庭教育 #読書 #基礎学力



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