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何故ヴィーガンなのか?ヴィーガンコンサルにかける想い🌱

はじめに


最近「ヴィーガン」「プラントベース」という言葉をレストランのメニューなどで見かける場面が増えてきました。
少しずつ、日本でも広がりつつあるヴィーガンの波。

本日はそんなヴィーガンに関する私の想いを綴らせていただきます。

ヴィーガンとは


ヴィーガンとは、肉や魚、乳製品、卵などの動物性食品を食べない食生活、そしてその食生活を送る人たちのことで、その考え方をヴィーガニズムと言います。
ほとんどのヴィーガンの人々はレザーや羽毛のような動物由来の製品も避ける傾向があります。

同じような言葉に「ベジタリアン」がありますが、ベジタリアンは肉や魚は食べないが、卵やチーズ、牛乳などの乳製は摂取します。

一般的な定義としては、「ベジタリアン」の中に「ヴィーガン」があります。

なお、各国の人口の中で積極的に肉を食べない人の割合は、インド42%、アメリカ14%、ドイツ10%、日本4.5%と言われています。

※出典: 2009年Resource Group(US), Linda McCartney Foods(UK) 調査

ヴィーガン生活をする理由


ヴィーガン生活を実践する理由は人によって異なります。
以下に、主な理由を挙げてみました。

① 動物を苦しめたくない(動物福祉)
② 環境破壊や飢餓問題を防ぎたい(畜産による温室効果ガス発生を減らす)
③ 健康的になりたい(動物性コルステロールなど)
④ 宗教上の理由
⑤ 憧れ(芸能人やモデルなどのライフスタイルの影響)

例えば、私の夫の生まれた地域では人口の半数の人がベジタリアンであり、そのほとんどが「宗教上の理由」です。
逆に、日本だと仏教徒でも「宗教上の理由」で肉食を控える人は少ないため、「健康的になりたい」「憧れ」といったライフスタイル的な理由の方が浸透している傾向があります。

ヴィーガン生活の健康上のメリット


植物性の食生活は、動物性食生活に比べて総じてカロリーが低く、菜食主義者は肉食中心の人よりもBMIが低い傾向にあります。
また、植物性食品は動物性食品よりも食物繊維も豊富に含まれているのもポイント。また、コレステロールが低く、血圧が低い傾向がみられるのもヴィーガン食の特徴です。

私がヴィーガンライフを始めた理由


まず最初に、私は完全なヴィーガンではなくフレキシタリアンです。
(フレキシタリアンとは、食生活の基本はヴィーガンでありながら、外食や子供への食事などには適宜、卵や魚などは食べてもOKとする、と言った柔軟な食生活のこと)

しかし、幼少期から結婚するまでは一般的に肉を食べていました。それに対して全く疑問を持ったこともなかった私が、食生活を変えるきっかけになったのは以下の3つの理由です。

一つ目が、結婚した夫がベジタリアンだったことから、自然と肉中心のレストランよりも野菜中心のレストランなどに行く機会が増えたこと。

2つ目は、私は学生の頃から環境教育団体に所属するなど環境問題などに関心があり、勉強する中で畜産による環境汚染や温室効果ガスの問題、飢餓問題などがあることを知ったこと。(日本中の人が1週間に1日肉を控えるだけで、年間約2.6%の温室効果ガスを削減することができます)

3つ目は、出産を機に世の中の動物福祉的な観点も気になり始めたことです。ペットショップで売られている動物たちの背後には、繁殖だけを目的とした繁殖犬などがいます。牛乳を出し続けるために常に出産後のホルモンを打たれ続けている乳牛がいます。生まれて数週間で出荷される鶏や仔牛の存在がいます。動物の苦悩の上に成り立つ食生活に疑問が生じました。


ヴィーガンコンサルにかける想い

このように、成人後食生活を変えた私は、日本においてヴィーガン(ベジタリアン)でいることの生きにくさを感じることが増えました。特に旅行中には、「食の理解」がないところではとても苦労した経験があります。

例えば旅館などで「肉を食べれない」と伝えると、夕食の豚しゃぶは避けられたけど朝食にはウインナーが出てきたり、「アレルギー以外理由で対応はできません」と言われた経験があります。

今、海外からのインバウンド観光客や在留外国人が日に日に増えていますが、先述のような食生活の多様性の無さは時として彼らを苦しめています。

「インバウンドの方々にとっても日本国内での食の選択を増やしたい」

これがヴィーガンコンサルをスタートした私の想いです。

終わりに

まだまだ走り出したばかりのヴィーガンコンサルですが、具体的には以下のようなサービスを行なっています。

<例>
・ヴィーガン対応メニュー開発
・「食の多様性」に関するスタッフ教育
・メニュー表記サポート
・ヴィーガン媒体への掲載サポート

様々な食生活が尊重されていく未来のために、私も研鑽を続けていきます🌱

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