覚悟

あの時

誰のせいにもしたくなくて

〝車の騒音〟のせいにしたの

君は気づいてたのかな

気づいてたけど、気づかないフリしてたのかな

どんどん、身体がおかしくなってって

突然、左耳が聞こえなくなった

地面が揺らいで、目を閉じても眩暈がした

太ももの内側や眉毛の上に痛いプツプツが出来た

お腹が痛くなって、胃カメラも何度も飲んだ

それでも、君や君の大切な人のせいにしたくなくて

…違う

本当は、悪者になりそうで怖かったから。

家庭を築いてみたかったから

そのための必要な忍耐？我慢？だと思い込ませようとしていた

向いてないのに

そもそもそんなキャラじゃないのに

何をどうしたら良いのかわからなくて

傷付けてしまった

傷ついてしまった

なるべく傷付けたくなくて、あの時はこの方法がbetterだと思えたんだ

心体が壊れかけていて思慮深さが欠如していたことは否めないけれど

あの時の私に、今の私が一番伝えたいことは、

決心は私じゃなく

君に必要な事だった

時間をかけて、別の道も考えた方が良かった

けれど、時間は巻き戻せないから

もし。

これから別の道を行く決心をしたなら

それはとっても淋しいことだけれど

君がそれでしあわせに戻れるなら

君が手を振るなら　私も手を振る用意をしよう

憎しみたくないから

愛や情が少しでも残るうちに

別の朝を迎える覚悟を

今夜、しておこうと思うよ