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day13 俯瞰すること。

今日はマルシェイベントの開催日。仲間と3人で立ち上げた起業支援のプロジェクトが主催で、初のイベントだった。

マルシェイベントは、これまで何度か主催者をやってきた。しかしながら、自分も出店者側に回ることがほとんどで、他の出店者さんまで気が届かないことが殆どだった。

今回は完全に運営のみで、三人三様に動いた。来場者さんをご案内したり、人と人を繋げたり、また出店者さんにアドバイスをしたり。

支援プロジェクトなのだから、出店者さんがより楽しく、そしてお店としてより分かりやすく、魅せるということが大切。何度も主催を経験しつつ、でもこんなアドバイスをしたことは今までなかった。

出店者側の視点から、客観的視点にシフトすると、全体を見渡せる余裕が生まれる。
なんとなく良さげなディスプレイでも、よく見れば足りないものもあるし、満員御礼でも工夫次第で、次回の見込み客を現場で生み出せる可能性はいくらでもある。

HSPは、全体を細やかに俯瞰する力が強みのような気がしている。他の人が見落としがちな部分を、改善点として指摘できるから。


さて話は変わるが、アンドユーさんの求人、1次選考に合格し、先ほど2次選考のシートに回答した。


『ライターの経験はありますか?』

この質問に、思わず躊躇する。
自分で編集長を名乗り、編集部を立ち上げ、これまで30冊以上のZINEを制作してきたにもかかわらずだ。

そう、『自分で名乗って立ち上げた』という点に、一抹の不安を覚えるのだ。

誰に認められた訳でもない。雇われた訳でも頼まれた訳でもない。自分がやりたくて、書きたくて、つくりたくて、やっていること。

それって、ライターと言っていいのかなぁ?

でもわたしの創るZINEに参加してくれた人たちは、きっとこう言うだろう。

わたし、ライターとして参加していました!


わたしが『ライターではない』なんて言ったら、皆はどうなるのか。皆はライターで、わたしはライターじゃないとか、有り得ない。


これまで制作してきたものを、PDFでアップロードしていく。全部は多すぎるから、ピックアップしたものをいくつか。

あぁ、わたしこれまでたくさんのことを書いてきたね。多少のブレはあるけれど、比較的、肝心なところは変わってない気がしている。発信することを積み重ねて、自分や仲間たちの言葉を研磨して。よくよく考えたら、そんな作業を6年も続けていた。


もしわたしが、なおみんという他人に出逢ったとして、彼女の経歴を見聞きしたら。そしてライターとして名乗ることに躊躇しているのを目の当たりにしたら。

あなたはこれまでの経験を何だと思っているの?あなたが創り上げてきたものは、世界は、そんなに小さなものだったの?
あなたと同じことを同じように、同じクオリティで世に出せる人は、そういない。自信を持ちなさい。何故ならわたしが、自信を持ってそう言えるから。

きっとこんな言葉を掛けるに違いない。
しかもちょっと呆れ気味、且つ怒り気味に。


アンドユーさんに提出した、これまでの経験。もしご縁があるなら、わたしの経験や価値観がそうさせるのだろうと思うし、仮にご縁がなかったとしても、わたしに価値がない訳ではない。

むしろ、たくさんの質問に答えていくうちに、これまでの経験を俯瞰することができて、自分自身に感謝できる機会となった。


総じてわたしは、どうやら仲間に恵まれているようだ。ご縁が繫がり、そのご縁をまた誰かと繋いでいくのも、また大好きな作業だ。

今日のマルシェイベントだって、出店者さんも、来場者さんとして来てくれたお友達も、みんなありがたいくらいに優しくて愛に溢れた人たちばかり。ご縁を繋いでくれた人がいて、また、わたしが発信したことで繋がってくれた人たちもいる。本当にありがとう。

そんなわけで今日も原稿は書けぬまま。
明日は自分の原稿に集中してみることにしよう。

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