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day258 今がいちばん『おとなのなつやすみ』時間だ。

旅に出るにあたり、Instagramでの投稿には #おとなのなつやすみ と付けていた。

電車に乗ってぶらり旅、そのとき行きたいところを目指して、自由気ままに毎日を過ごす。
そんな旅をするはずが、蓋を開ければ駆け足すぎる毎日。猛暑の中、息を切らして歩き、電車の中では息を潜めるように乗る。そして、最後には倒れる。

当初の予定では2週間のおいとまだった。つまり、そろそろご帰宅の頃合いだったわけだ。
実質、旅を楽しめたのは最初の3日くらいで、あとは強制終了をかけられて7日間ほどダウン。いま順調に回復してきて、家でめちゃんこのんびりと過ごしている。病人意識も捨て去ったからなおさら、ちょっと咳が出るだけの人、といった感覚だ。

あーなんか、これこそがほんとうの『おとなのなつやすみ』なんだな、と思った。大人だから宿題すらない。
朝目が覚めたら起きて、お腹が空いたら食べたいものをつくってたべて、テレビも観ないで、外の蝉の声とか聞いて、眠くなったらそのまま寝落ちて、汗だくだったらお風呂に入る。

まさに、ブルーバード!

寒川神社の御神籤を引いたら、わたしに必要な色が書いてあった。それは青。

そう、自由を求めて旅に出てみて、たどり着いたのは『家の中での生活がなによりの自由』だったということなのだ。まるで青い鳥の話。

でも、これは旅に出てみたからこそ得ることのできた、体感としての答え。そしてすべての人に当てはまる方程式ではない。
だから『別に旅になんて出掛ける必要ないよ、今いる場所こそが自由だと気づけばそれでいいんだ』みたいなことは、まかり間違っても言いたくない。体験、体感こそがすべてだから。

明日からは旦那さんも家にいるため、このひとりしあわせな夏休みは一旦終了。来週からまた検査に診察に忙しい。

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