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day114 自分の過去を赦して癒すために、本をつくっていたのだ。

人生で初めて、講演を依頼された。
以前にも書いたが、いよいよ本番が迫ってきている。

ちなみに無料なうえにzoomでも聴講できるので、気になる方は申し込んでほしい↓

実は今まさに台本を作り、スライドを作成するところなのだが(取り掛かりが遅いのは許して欲しい)、これまでの人生経験を振り返りながら文字に変換していくうち、あることに気がついたのだ。

詳しい内容は講演会でお話しするけれど、わたしが21歳のときの堕胎の経験が、実はとても深い傷として存在していたこと。
そしてそれが、自己否定や自分責めの最大の原因だったこと。
それに気付かないが故に、何度も何度も似たようなこと(流産や病気)が繰り返されてきたこと。
その後、自分自身を赦して癒すプロセスとして『はぐみ』という本を作り続けてきたこと。

そんな『はぐみ』が終わる、というタイミングで、この講演の依頼を頂戴したのも、なにかわたしの中で、ひとつのプロセスの完了を意味しているように思えてならない。

はぐみのコンセプトは、
自分を抱きしめ、はぐくむ日々。

わたしがわたしに届けたかった声。
そんなに自分を責めなくても大丈夫。わたしだけは、わたしの味方。起こった事実よりも、今在るわたしが大切。
ちゃんと自分を抱きしめよう、ちゃんと毎日をはぐくもう。ってことなんだな、きっと。

自分を責め続けて、勝手に十字架を背負って、罪人意識で生きてきた20代。それでもわたしを選び、結婚してくれた旦那さん。
しかしながらまた、流産を繰り返して、再び自分を責め続けることをして、自己免疫性の腎臓病にまで陥った30代。

表面上はしあわせそうでも、心は21歳に置き去りのままだった。恐らく『はぐみ』をつくり始めるまで20年以上、そのままだ。

それでもわたし、よく生きてきたと思う。
しにたいくらいに自己否定してきながら、よく生きることを選んだ。偉いよ。だからもう、自分をこれ以上責めて傷つけることは、しなくていいからね。

台本は、あともう少し。
書き終える頃には癒しのプロセスがまた、ひとつ完了する気がしている。

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