見出し画像

day253 思い出をトラウマにしないように。

旅から帰宅して2日が経過した。
体調は少しずつ回復してきているものの、まだ食欲がなくて、ゼリーを凍らせたヤツが今いちばん美味いという感じだ。

さて旅の記録を残すべく、Instagramでも画像をアップしているのだけれど。
ふらふらになりながら、重たいリュックを背負って歩いたことや、電車内や宿のニオイを同時に思い出してしまい、ものすごく嫌な気持ちが蘇ってしまう。

感じない振りをしてはならないと思う。
楽しかったよー、というひと言では片付けられないのだ。

苦しかったし、辛かった。荷物はどんなに重くても自分で背負って歩くしかないし、体調が急変しても助けてくれる仲間は近くにいない。スポーツドリンクが飲みたいなら自分で買いに行かねばならない。

振り返れば、実は最初からその兆候はあったのかもしれない。
東北を出るために何度も乗り換えをして、マスクもほぼ外せない状態で、重い荷物と共に乗り降り移動を繰り返す。
この時点で既に、内心キツイなーと感じていた筈だ。しかし、ひとり旅ハイだったのもあり、キツさよりも楽しさが勝っていた気がする。

誰かに認めてほしくて書いているのではないけれど。わたしはいつも、ツラいとか苦しいとか助けて欲しいとか、弱音を吐いたり人に頼ることが苦手なのだ。
苦しいくせに、大丈夫な振りをする。全然平気な演出で、ひとり水面下でもがく。

だからちょっと叫びたい。
わたしほんとうは苦しかった!つらかった!
しんどかった!誰かに頼りたかった!
もう青春18きっぷで旅なんて懲り懲りだ!

もちろんこれは、自分に向けての言葉であって、誰かに同情して欲しいわけでもないし、なぐさめて欲しいわけでもない。
そして、ここを出し切らなければ、思い出がトラウマになりかねないと感じたのだ。

だって行く先々の思い出は楽しかった。それをすべて台無しにはしたくない。苦しかったことすら笑って話したい。
また旅の記録を更新していこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?