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day293 9月9日重陽の節句、ククリヒメに会いに行く。

今日は重陽の節句。3月3日が桃の節句なら、9月9日は菊の節句である。そして、ククリヒメの御縁日。

当初、この日は丸一日予定が入っていたのだけれど、急遽午前中の予定が空いたため、仲間を募って神社参拝に行くことにした。

ククリヒメ(菊理媛神)は、ご縁結びの神さまと言われている。しかしながら、よく考えてみると、イザナギとイザナミは、それぞれ生と死(黄泉)の世界に居る。黄泉との狭間で盛大な夫婦喧嘩をして、その仲裁をしたのがククリヒメだと言う。
今で言うならそれは、円満離婚ということではなかろうか。

そんなこともあり、どちらかと言うと、縁結びよりは(円満な)縁切りが得意なのではないかと思っている。
互いを認め合い尊重し合う関係性の中で、そっとその人から卒業できるような。

そして[ククリ]から縁を括ると言う意味合いで言われているけれど、ほんとうに括るのは、肚だと思っている。
つまり覚悟を決めること、決断すること。

決断とは、決めて断つと書く。岐路に立ち、進むべき道に迷ったとき。この道へ進むのだと決めた瞬間、それ以外の道が閉ざされる。

勿論、戻ってやり直すことはできる。でも戻ったときにはもう、以前と同じ景色はそこには存在しないのだ。何故なら一度道を歩いているのだから。


今日は午前も午後も、ずっと似たようなことを話していた気がする。
わたし個人としても、仲間と運営しているプロジェクトとしても、目指すところは結局おんなじなのだと気がついた。

かつて王道の集客をやってみようと意気込んで、真面目に取り組んでみたものの、結局途中で挫折してしまった。
コツコツやる、が長続きしない。好きなことにならいくらでも長続きできるのに!

そう、好きなことならいくらでもできるのだ。それ以外は三日坊主。
だからこそ、好きなことを大切にしたい。
そして同じ思いを持つ人たちを応援したいし寄り添いたいと願っている。

ゆっくり、じっくり。根を張っていく。
ちょっとずつ、小さな花を咲かせていく。
あっという間に大きな花を咲かせる誰かと較べずに、自分に養分を注いでいく。

そんなことをやりたいのです。
って抽象的すぎて伝わらないだろうけれど。

さぁわたしも肚を括って、次なるステージへと向かわねばでござる。

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