トレーシングレポートは地域医療連携の要になる!かも・・・

タイトルはなんか大げさにしちゃいましたけど・・・
今回、実際のトレーシングレポートはアップしないので~
ゆるーく書いていきます。
トレーシングレポートを初めて書いたのは、今から13~14年ほど前。
きっかけは、皆様ご存知どんぐり工房の菅野先生!の本を読んだ事。
ちょうどその頃、eラーニングで勉強しようと思い・・・
もともと10年近くドラッグストアでお仕事してまして・・・
ほぼ化粧品とか化粧品雑貨の販売で~OTC薬ですら、あまり触れてなくて。
店づくりに生きがいを感じてお仕事をしておりましたが・・・
このまま、薬剤師資格を活かす事無く仕事を続けて良いのか・・・ 
なぁんて考えて、調剤薬局で働くことを決断!
しかも、一番避けたかった小児科門前が初めての調剤薬局でのお仕事となってしまい・・・ まぁ~大変!セフゾンやクラリスすら知らんわけですし。
分包機使い方知りませんしね・・・ 
雇って下さった社長に感謝しかありません。
なので、内科メイン調剤薬局でのお仕事(個人的な事情でお引越しのため転職)するにあたって、お勉強しないと、全く病識も薬もわからず不安しかなく~  でもってeラーニング!
菅野先生の講演観て、すごく刺激を受けて・・・ 本買って読んだり・・・
まずは採血データをみなきゃって思って、早速前職時代に始めてみた。
全くわからんのに、まずは患者さんから採血データを集める事から~
その場では、何も答えられず・・・ だから、次回来局までの宿題としてとにかく調べた。その繰り返し。
その頃に感じてたのは、腎機能はいったん低下しだしたら早いって事。
でも、何をどうして良いのか患者さんにアドバイスする事なんてできなかった。今なら、もっと色々な視点でアドバイスできるかなぁって思うけど~
その頃の私は、なんせ経験不足。頭でっかちで~
だから、トレーシングレポートも添付文書に書いてあるからとか・・・
医師の治療方針なんて全く考えず、通り一遍の内容だった。
なので、医師に対してとても失礼な書き方だったように思う。
返信なんてこないし・・・ 怒らせる事はあっても。
ただ、門前の医師はとてもお優しい心の広い方でしたので救われました。
トレーシングレポートをきっかけに、居宅患者さんのお宅へ同行訪問の際に、色々ご相談させてもらえましたし。
その時間が今から思えば貴重だったのかなぁ。医師の視点を垣間見れた気がします。
なんか、タイトルの内容とは違いますよね・・
そろそろタイトルの内容に近づけないと~
まず、どんな時にトレーシングレポートを書くのか!
私は薬剤師の立場で必要と感じたら、どんな内容でもって思ってます。
他クリニックに通院されていて、その他クリニック処方が変更となっているのに、かかりつけには伝えていない場合とか・・・ 
だってかかりつけからの処方への影響があるやもしれないでしょ。
その時に、どんな影響が考えられるかを記載する事がポイントかと。
他クリニックでの検査結果とかも。検査内容も様々。
採血だけではなく画像診断も。検査予定についても報告する。
メトホルミン投与でCT造影は必須だけど、単純CT、胃カメラや大腸ファイバー、MRI、血圧脈波、骨密度測定、眼底検査、検尿等々。
胃カメラや大腸ファイバーだと、糖尿病患者さんのケースを考えた場合、SUやαグルコシダーゼ阻害、超速攻インスリンだけでなく低血糖リスクが高いと思われる患者さんについては、他薬でもあえてスキップさせる事もあるかと~ そんな時はトレーシングレポートで情報提供しておきます。
そのためには、普段から血糖値やHbA1cを確認しておかなければなりませんし、検査の最中もしくは終了後の次の食事までの間に低血糖を起こす可能性を具体的に書いておく。
糖尿関連でだと、やはりシックデイ対応についても予め情報提供しておくと良いかと。
あとは~ やはり一番多いのは副作用疑いのケース。
これは必ず報告すべき。その時、いつにどんなふうになったのかをできるだけ具体的に記載し、医師の返信をお願いしておく。
被疑薬を早急に中止すべきと薬剤師の立場で判断した場合、まずは中止を患者さんにお伝えしているのだけど・・・ その時も必ず医師の返信を頂いている。そのまま中止OKかどうかの確認のため。その際に、すぐに受診させるべきかどうかも確認しておく事。
それから~ お薬手帳からの情報も重要。他クリニックからの情報が詰まっているわけだから~ 併用に問題あると思った場合、双方のクリニックに情報提供したり~ 
それから~
これは、今の職場でお仕事してからなのだけど~
転院の際に、転院先への情報提供としてトレーシングレポートを活用。
これで、近隣クリニックに当局を知って頂くきっかけになりまして~
おとなりには、情報提供してないから・・・ いや違う!
情報提供したのだけど、無駄って感じたし、色々な事情で・・・
だから~
今の職場では患者さんがどんどん転院されたり等で、他クリニックや病院からの処方箋が増えてから、トレーシングレポートを書いているので、まずは転院先への情報提供が始まり。
その内容は、病歴や処方内容、過去の検査データなどを添付し、薬剤師の立場から中止検討してほしい薬剤や、変更検討してもらいたい薬剤や提案も含めて報告。
最初は、受け入れてもらえるのかどうか不安でしたが・・・
医師からもお礼の返信があったり~
何より患者さんが喜んで下さった事が一番。
情報提供する際に、気を付けている事は~
患者さん自身が何を希望されているのかを理解したうえで、患者さんに薬剤師としての立場としての考えをちゃんと説明して、その内容を医師に伝えるから、次回受診の際に医師から確認されますよって伝えておく事。
医師に対しても、医師の治療方針を理解したうえで、薬剤師としての意見を伝える事・・・難しいのですが・・・そんな時にインタビューフォームとか文献を探して添付するとか~ 
まぁ~ そんな感じでしょうか・・・
情報提供する事で、処方カスケードによるポリファーマシーを防いで、副作用回避して、その積み重ねで、医療費削減も。
テーマと合ってるんかどうか・・・
なんかちゃうような気がするけど~
トレーシングレポートに関する事でご質問がありましたら~
ゆる~くご返答致します。
返答できなかったらごめんなさい。
今回はこのへんで~





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