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地域に開かれた義務教育学校 「当別町立とうべつ学園」

 石狩振興局です。今回は、令和4年4月に、鈴木知事が訪問した石狩管内当別町にある「当別町立とうべつ学園」についてご紹介します。


9年間の一貫教育の有効性に着目

 当別町では、9年間の一貫した教育の有効性に着目し、平成29年に町内すべての学校で「併設型」の小中一貫教育を開始しながら、「一体型」義務教育学校の開校を目指し準備を進めていました。

 令和4年4月に当別小学校と当別中学校を統合し、「当別町立とうべつ学園」の開校にいたりました。

 校名をはじめとして、校歌や制服に町民の意見を広く取り入れるなど、地域に開かれ、愛される学校作りを行っています。

社会を背負う、世界に通用する人材育成

 児童生徒が9年間同じ校舎で学ぶという環境を生かし、5・6年生の英語など一部の教科を教科担任制としたり、5年生から部活動に参加可能としているほか、ふるさと当別を知り、当別の未来について考え、様々な方法で発信する力を育てる「とうべつ未来学」を実施しています。

 また校務運営においては「特別支援教育部」を編成し、子ども一人一人の教育的ニーズに応じた特別支援教育の充実に努めています。

9年間の成長を見守る、木のぬくもりあふれる校舎

 校舎には、道産木材や当別町産木材がふんだんに使用されており、木のぬくもりが隅々まで感じられます。暖房には木質チップボイラーを導入するなど、エネルギーの地産地消の推進や再生可能エネルギーによるCO2削減も図っています。

 また、この校舎は、「9年間の成長に応じた多様な学習環境、多様なコミュニケーションの場をもつ学校」というコンセプトで建築されており、子どもの成長に応じた学習スペースなどの様々な工夫が凝らされているほか、全校バリアフリー構造で特別な支援を必要とする児童・生徒に配慮した環境が整備されています。

 子どもたちが心身ともに豊かな9年間を過ごし、児童・生徒にも地域の方々にも愛される学校となることが期待されます。


 北海道では、鈴木知事が地域の創意工夫ある取組を直接お聞きし、広く発信していく「なおみちカフェ」を実施しています。
 今回ご紹介した当別町でのなおみちカフェの様子は、以下のリンクからご覧いただけます。

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