『エヴァンゲリオン:序/破/Q』をまとめて観た<破編>

 シン・エヴァンゲリオンを観に行くたため新劇場版エヴァンゲリオンを立て続けに観ている。今回は破の感想を書く。

 前回の序はエヴァンゲリオンの世界観を知る<入門編>だった。
 破では主要人物の式波アスカが登場する。式波アスカもエヴァンゲリオンに乗る者、シンジの同級生でもある。もの静かでミステリアスな綾波レイとは正反対のキャラクターで気が強く感情表現が豊かな女性だ。

 式波アスカは葛城ミサトの家にシンジと共に住む事になる。若い男女が同居するとちょっとエッチなラブコメみたいな展開になるのが面白い。喧嘩をしながらもシンジとアスカは徐々に仲良くなっていく。
 またシンジと出会った事で綾波レイは自分の感情を徐々に表せる様になる。シンジの素直な姿に感化される綾波レイ。そんな中、シンジに好意的になる綾波レイに対して、アスカは嫉妬の感情を持ち始める。
 男女の三角関係、学園ラブコメみたいな展開が続くが、彼、彼女らはエヴァンゲリオンで戦う選ばれた子供達であり、使徒が現れたらすぐさまエヴァに乗り込んで戦いに出る使命がある。

  序に比べると、人間ドラマの要素が増えた印象である。個人的には楽しめたが賛否は分かれると思う。シンジの抱える孤独や心の陰の追求を求める人、戦闘シーンのダイナミズムを好む人もいるだろう。ただ、人間関係が生まれ感情移入している分、展開がエグく感じたし、挿入歌の悪趣味な使い方も効いていたと思う。

 僕はもうしっかりエヴァにハマっている。エンドロールに流れる宇多田ヒカルの『Beautiful World』を物悲しさと虚脱感を感じながら聞いた。


 次回はQについて感想を書きます。
 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?