中嶋選手の件で思うこと

6月12日のサイバーファイトフェスで行われた
ノアVSDDTの対抗戦は予想外の結末を迎えました。
​この試合は本来は                  丸藤・小峠・稲村(ノア)VS遠藤・秋山・樋口(DDT)
の6人タッグマッチで行われる予定でしたが、
丸藤選手が怪我で欠場となり、代わりに中嶋選手が
入ることになりました。
その際、記者会見で対戦相手であるDDTの選手に対し
辛辣な言葉で痛烈批判。
さらにタッグパートナーである小峠両選手に対して
“しょっぱい” “女々しい”と辛辣な言葉を並べ
強烈な張り手を喰らわし、小峠選手も張り返すも
更に中嶋選手が2発目の強烈な張り手を喰らわし
小峠選手がよろめく場面がありました。
これはタッグパートナーである小峠選手と稲村選手に
対する中嶋選手なりの闘魂注入だと私は捉え、
この会見以降対抗戦のムードが一気に殺伐としたものになり、このカードにおける小峠選手の活躍を期待する等
サイバーフェス一番の注目カードになりました。
対角には対抗戦男の秋山選手がおり、
面白い試合になるのは必須と思ってました。
しかし、試合は中嶋選手が対戦相手である遠藤選手に
強烈な張り手を喰らわしダウン。
試合は6分20秒、レフェリーストップで終わりました。
私は試合自体はプロレスサイトや団体の公式SNSの情報
でしか知りませんが、試合後に秋山選手が中嶋選手に
詰め寄るシーンを見るに両軍にとって想定外の出来事であったことは伝わりました。
この試合に関してSNSで中嶋選手と遠藤選手に対する
賛否がありました。
私個人の意見を言わせて頂ければ、
どっちの選手が良い・悪いと言う話では無いと思っています。
まず、プロレスの根底にあるのは “戦い” です。
“戦い”において安全はありません。
ケガをするリスクとケガをさせるリスクを背負いながら
レスラーはリング上で”戦い“を繰り広げていると思っています。
悲しいことですが、プロレスの試合中に命を落とした
選手がいるのも事実です。
リングにおいてリスクを最小限に抑えるため、
レスラーの方々は日々過酷なトレーニングをこなし
“戦い”の場に身を投じています。
なのでプロレスにおいて不測の事態が起こることも十分ありえます。
なので今回の試合もまさにその不測の事態だったのではないでしょうか?
お金を払って観戦したファンにしてみれば納得がいかない試合内容かもしれませんが、これもプロレスだと思い
ます。試合後に秋山選手がコメントブースで怒りを露にしていましたが、その気持ちも分かります。
秋山選手はかつて全日本時代に四天王プロレスの中に入り、数々の激闘を繰り広げ、NOAH所属時代に三沢さん
の悲劇の場にいた選手ですので、自軍の選手がやられたのは勿論、今回の出場選手の中で人一倍プロレスの危険性を肌で感じて来た選手だと思います。
だからこそ中嶋選手の攻撃に思うことがあり、試合後の行動に繋がったのではないでしょうか?
何度も言いますが、プロレスは”戦い”です。今回の試合はその“戦い”の結果であり、納得いかない部分もあるかもしれませんが、この結果を踏まえて選手それぞれが
今後プロレスと向き合って行くべきではないのかと
思っています。

#プロレス #プロレスリング・ノア



        














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