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【驚異の再生医療~培養上清が世界を救う~】はじめに

幹細胞培養上清

上田実

見て頂き有難うございます。【驚異の再生医療~培養上清が世界を救う~】の本を読んで上田実さんの医者としての病と向き合う姿や戦い、そして奇跡の薬 幹細胞培養上清との出会い、たくさんの実験の様子が書かれているこちらの本に大変感動いたしました。本当にたくさんの病気が治る日を私も感じることが出来、世界中から病気がなくなる日を信じて幹細胞培養上清を応援する気持ちでいっぱいです。そんなこの本を私なりに要約してみました。よかったら読んでみてください。

  • はじめに

  • 第一章

  • 第二章

  • 第三章

  • 第四章

  • 第五章

  • あとがき

はじめに

 IPS細胞研究所長の山中伸弥教授がノーベル生理学医学賞を受賞し、まぶしすぎる光の一方で、自殺者まで出し社会問題に発展したSTAMP細胞事件はIPS細胞のもたらした再生医療の影と言える。臍帯血等アンチエイジングの名の下に、無許可で行う医療行為等のおぞましい現実もある。名誉やお金の誘惑に駆られることも実際にはある。しかし誘惑や欲望に飲み込まれる寸前で、自問自答を繰り返し正義の淵になんとか踏みとどまっている研究者や医師もいる。データの改ざんや論文の投与を不正な医療行為は許されない。

【再生医療の価値】

 再生医療は病気を治し、少しでも和らげることで初めて価値を持つ。
 そのためには、基礎研究を臨床につなげ、研究者の健全な精神と、企業の効率的な連携が不可欠だ。しかし、日本ではアメリカなどの先進国に比べ遅れ、動物実験では治療までたどり着くが人間に応用できない。その責任の一端は、研究者のための研究にもあり、発想の転換が求められている。本書で紹介する研究成果は、再生医療におけるコペルニクス的転回。
 再生医療は分化できる「幹細胞」主役だと言われてきたが違った。

【主役は幹細胞でなかった】

 実際に患者の病状が驚くほど改善し、アルツハイマー病による認知症や脳梗塞アトピー性皮膚炎など開発した再生医療で大きく改善した。
 生物のもつさ奥深さ神秘さ不思議さは実に手ごわく困難で、知り尽くす事はできず人間の傲慢さを知らされる一方、生命の寛大さやおおらかさが研究者や患者さんを優しく受け入れてくれることもある。
 臨床の現場では、謙虚に病状が改善すれば充分の発想転換も必要。
 また、医学医療は聖域と考えられがちで倫理的な側面の一方で、コストパフォーマンスリスクとベネフィットといった経済的価値や効率を無視できない。
 人生100年時代持続可能性と言うキーワードが注目される中、それに頼る医療のあり方のヒントは私が開発してきた再生医療の技術を提言できればと思う。本書が、病気に苦しむ多くの患者さんやその家族の勇気と希望をもたらすなら望外の喜びです。

幹細胞培養上清②に続く


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