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『これ、なーんだ?実は家具なんです。何で出来てるか分かります?凄い展示会に行きました。』




二条城で行われている
デザインスタジオnendoと京都の匠による
コラボ作品の展示会に行って来ました!

ここにはいくつかの展示品がありますが、
それは結果であって、
本当に展示されているのは
『発想の転換』と言う「思想」なのだと
私には思えました。

『発想を転換する』することの
プレゼンテーションが繰り広げられています。



この写真のものは『石』のように見えますが
実は家具です。

半分は天然の石ですが、
もう半分は人の手で木を削って作られています。
引き出しもあります。

本来、家の外にあるべき『庭』を
家の中にしつらえる。
まさに『発想の転換』です。

それをやってのけたのは
nendoの佐藤オオキさんと、
平安神宮など京都の名園の数々を作り上げた
小川治兵衞の造園植治を継ぐ小川勝章さん。



そして、こちら!
『器で飲む』のではなく『器が飲む』。

楽茶碗がワインやコーヒー、緑茶を飲むことで
なんとも言えない味わいの色が
土と土の間を伝って行き
結果として茶碗が色づいて行くのです。

なんと言う『発想の転換』でしょう!!
心を鷲掴みにされました。

nendoと
千家十職、楽直入さんのコラボ作品です。

思わず脳みそに激しく突き刺さる
『発想の転換』の数々。

その『転換』の“様”が凄いのです。

そして、それらを作っているアーティストの方々が
同じく千家十職の当代の中村宗哲さんや
当代の大西清右衛門さん。
小嶋商店、宮崎家具、松栄堂…

伝統と技術に裏打ちされた
京都が誇る本物の皆さんなのです。

ただ奇を衒っているわけではなく
深い造詣のもと新しい世界へチャレンジしています。


nendo代表の佐藤オオキさんは、
東京オリンピックの聖火台をデザインした方で
大阪万博では日本政府館の総合プロデューサーをされるそうです。

興味が湧いてググってみると…
なんと、なんと!
我が中学校の後輩でしたーっ!!
いつかお会いして直接お話を聞いてみたいです。

同窓会活動をお手伝いしたら
お会いできるかな…
なんて目論んでみたりしています。

展示会は、2月13日までです。

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