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【紀行】新潟遠征(その1) 佐渡は遠かった
新潟コミティアの告知記事に書いたように、6月7日(金)から6月10日(月)で新潟に行ってきた。初新潟市なので、いちばんおまけにつけてみたかった佐渡金山(私は穴が好き……)に先に行ってみて、日曜日の本番即売会に臨もうとした。
佐渡は遠かった
初日午前中に飛行機で新潟入りした。今回は駅前のビジホではなく、即売会会場に近接し、佐渡汽船の発着場にも歩いていけるホテル日航新潟をとった。宿泊に1日早いけど、即売会グッズを入れたスーツケースを先にホテルに預け、1泊装備で佐渡に向かった。空港から路線バス乗って、ホテルまで歩いて、佐渡行きの船に乗って、島内バスに乗って、佐渡の相川の宿に着いたのは、17時30分だった。
……佐渡、遠い。そして……、すまん、佐渡はおまけにつけるようなスケールではなかった。大きいし、島にみえない。世界遺産推薦決定時の看板があちこちに掲げられている。この6月6日に情報照会の勧告があり、それをクリアすれば世界遺産! 金山以外にもいろいろ観光スポットがあるようだけど、今回はパス。
新潟市から佐渡の玄関・両津港までジェットフォイルで約1時間。(フェリーだと2時間半)ただし、1日3〜5便で本数が少ない。待ち時間に遅めの昼食の岩のり蕎麦を食べる。(ごはんが売り切れで仕込み中といわれた) 両津港から相川までまたバスで1時間ほどかかるのだが、相川は金山にいちばん近い宿場町だ。
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相川と「宵の舞」
宿は民宿に近い感じなのだが、部屋からみた夕日がきれい。食事はお魚がいっぱい。
宿の人に、佐渡奉行所近辺で「宵の舞」というイベントがあって、すぐ近くに無料シャトルバスの発着ポイントがあると教えてもらった。夕食の後、19時過ぎに行ってみてもまだ薄明るく、奉行所跡で待っていたら、舞の列が現れた。 地元の人が多いと思うが、近くのホテルの送迎バスも見かけた。
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佐渡金山 宗太夫坑と道遊坑
翌日、金山の江戸期の宗太夫坑、明治期の道遊坑、北沢浮遊選鉱場跡に行ってきた。雨でなくてホントによかった。朝イチ9時台の路線バスで着いたせいか、思ったより人が少なくて、写真もとりやすい。宗太夫坑と道遊坑は時代の違いだけではなく、見せ方もちがうので、両方見学することがおすすめだ。宗太夫抗は、動く人形を配置し、説明も多く当時の採掘の様子を再現している。(けっこう電力を使うんじゃないかといらぬ心配をした)明治期の道遊坑は、明治期から平成元年に操業停止するまでの坑道や機器類をそのまま保存している。佐渡の金は江戸期にほとんどを掘り尽くしている。
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実は、もっとマニアックな「山師ツアー」というのがある。現地ガイドといっしょに、もっと手つかずの無名異抗と大切山抗に行けるツアーなのだが、2名以上で前日までに要予約というハードルがある。いつか行ってみたい。
北沢浮遊選鉱場跡
ちょうど周遊バス(本数は少ないけど無料)時間にあったので、校内見学のあと、北沢浮遊選鉱場跡に行ってみる。ここは、朝来るときも観たけれど、別子銅山の東平地区を彷彿させるいいビジュアル。……ただし、行ってみてわかったが、中へ入れない。そとから眺めるだけ。残念。選任のカメラマンといっしょに前でブライダル写真を撮っていた。ちょうど目の前のカフェでゆっくりランチをする。
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佐渡は聖地
この金山地区の周遊バスを運転していたお兄さん。「最近若い子が多いんですよ。なんか、アニメに関係するみたいで」 ……それは『ゴールデンカムイ』ですね。月島軍曹の故郷が佐渡で、島内に何カ所か聖地がある。それに後で調べたら、ちょうど5月25日から7月7日に新潟市新津美術館で「ゴールデンカムイ展」が巡回で来ているじゃありませんか!
その周遊バスで、麓の施設「きらりうむ佐渡」まで乗って、路線バスとジェットフォイルに乗り換えて、新潟市まで帰ってきた。
7月28日追記
7月27日にめでたく、「佐渡島(さど)の金山」が世界文化遺産に登録されました。
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