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KIACコミュニティプログラム_タケノ時空間散歩『この家で』2022年リサーチ日記 10

12月7日(水)

蓮華寺紅葉狩りの案内もしてくださった松永さんにお願いして、三原地区を歩く。本日はリサーチチームに加えて志賀館長とご家族(お母さまと旦那さま:舞踏家の岩下徹さん)も参加です。
史実や言伝え、道すがらの植物についてや、現在の獣害問題(山では罠にかかっていた鹿に遭遇)、果てはマル秘の裏話まで混えたお話を聞きながら、数々の逸話が残る崑山和尚のお墓、神社、竹野川源流にある'タタラ’(製鉄)跡、両墓制(遺体の埋葬地と墓参のための地を分ける墓制)であった頃の埋葬墓地(ダブセ)などを巡りました。

タタラ跡で発見した鉄屑:床瀬そばの素敵なテーブルで撮影

ダブセは、この土地で代々暮らした人々が眠っているという時の重厚さが漂い、土に帰るという素朴さと、両墓制がなくなった今に生きる人々も訪れている気配とともに、特有の静謐な空気が流れるところでした。

図書館資料で知ってとてつもなく惹かれていたものの、どこに居られるのかはっきりとわからなかった、超絶愛らしい木彫狛犬さんにお会いできたのは感無量!こんなに素敵な狛犬さんがなぜあまり知られていないのか不思議です。そしてまたこの神社の名称が不確かであることに謎が増えてしまいました。

木目で筋肉モリモリの狛犬さん

リサーチ締め括りは、いろり端での床瀬のお蕎麦とヤマメなど。絶品!

「床瀬そば」の囲炉裏端にてヤマメを焼く

そして夕食時はリサーチでお話しを聞いた轟郵便局長の津禰鹿さんから届いた貴重なDVDも鑑賞しつつ、KIAC志賀館長のちょっとはやいお誕生会で、みんなでお鍋でお祝いしました。

12月8日(木)

じっくりと行えた振返りミーティングの後、KIACチェックアウト。
今回もより深く、楽しく、充実した滞在を過ごさせていただきました。
竹野や城崎で、日々お会いし仲良くしてくださる方々、お話しを聞かせてくださった方々、炊き込みご飯やお惣菜、お野菜をいただいた方々、感謝のかぎりです、ありがとうございました!

12月12日から再び韓国へ行くという慌ただしさで、劇団ノットルの済州島での公演はなんと大晦日!今年は9月以降に自分の住まいに居たのは合計1週間だけという、竹野と韓国を行ったり来たりの年でした。

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