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タケノ時空間散歩『この家で』リサーチ日記      

2023年10月18日(水)香住へ
25日からのKIAC滞在に前乗りの1日目は香住泊。なぜ香住に行ったかというと、JR車窓からの「おばあのふところ」や切浜の辺りの竹野の風景を見たかったから。香住で行こうと思っていた海の文化館は休館日..。夏日のような晴天の中を延々と10kmほど歩いた1日。

JRから「おばあのふところ」(字名)を望む

10月19日(木)竹野へ
今日も晴天。香住のホームには二両編成のワンマン電車、浜坂行きと城崎温泉行きが同時発着。10月末まで毎週木曜にあるはずの竹野漁港の昼市ねらいで到着したのに、漁港はガランとなにもなし。後日聞いたには、夏頃までやってたけどもう今年はもうやめたとのこと。なんで〜!

香住駅にて

ひととまるさんチェックイン前にお隣の「なごみてぇ」を覗いて、炊き込みご飯を入手。プロジェクトの最初からお世話になっている醤油の花房六代目弘史さんと青山佳代子さんにちょうど出会ってご挨拶できました。青山さんのお隣がご実家の竹野出身の方(九十歳)が古いモンペや布団生地で素晴らしいパッチワークをつくっていて、それを田中邸に展示しに行くので来ませんかとお誘いをいただく。

田中邸前に滞在中の自炊に欲しかったお味噌とポン酢を求めて花房商店へ。七代目靖裕さんご夫婦と方言のことなどあれこれお話する。最近ラジオで神鍋あたりの方言として「へえー」の話を聞いたそう。「へえー」は竹野でも使われていた(まだ使うこともある)家を訪問するときに言う挨拶言葉なのだが、靖裕さんはすっかり神鍋の言葉だと思って聞いていたそうな。

そして田中邸へ。青山氏もいらしてご挨拶。竹野町歌のSPレコードサウンドをBGMにパッチワークを見させていただく。古い時代の使い込んだ絣木綿布は手触りが違います。なめらかで優しい温かみ。一頻り織物、布、手作り談義をした後、作者の方のご実家(現在空家)の天井が漆塗りで素晴らしいので見せてもらいに行きましょうと連れていってもらいました。お父様が京都で修行した表具師だったとのことで、きちっと表装された軸物や日本画家上村家の画風を愛して描いていたという日本画などもあり、人が住んでいないとは思えない澄んだ空間のお家でした。今年亡くなった当家のおばあさま(大の阪神ファン)のご仏前には阪神優勝の新聞がお供えしてありました。

食糧買い出し帰路にこれまたお世話になっている舩野さんに遭遇。竹野に着いたとたんに見知りの方々に次々と会えてしまう不思議さと安心感。
夕方から與田さん(KIAC)とMTG @ひととまるなので、香住の無人販売所で入手したピーマン詰め放題(¥100)などで夕食仕込みをしつつ待つ。
MTGでは竹野の人々への思いやKIAC諸事情等々を踏まえながら、思うことをお互い全部お話しできた感じで、あれこれの課題はあるものの後味すっきりでした。與田さん、いつも感謝してます。ありがとう!

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