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本当に働き方改革は必要なのか

時短だ!働き方改革だ!と世間では騒がれています。
2019年4月1日から「働き方改革関連法案」施行に伴い、罰則付きの残業規制がスタートしました。

いまや働き方改革は、大企業だけでなく中小企業にとっても重要な経営課題の一つとして認知されてきています。
皆様の中には「本当に働き方改革は必要なのか?」「なぜ働き方改革が必要なのか?」充分納得できていないという人もいると思います。
働き方改革施行後「残業はやめなさい」「労働時間は短縮しなさい」「有給はしっかり取らせなさい」と「時短」ばかりが強調されるようになりました。

経営者の立場としては、ただでさえ人手が少なく、コロナウイルスによって売り上げが下がり、さらに罰則付きの残業規制をされても対応に困るというのが正直なところかと思います。
ここで、注意していただきたいのが、働き方改革を考えるうえで「時間短縮・残業時間」だけにフォーカスすると「害にしかならない」ことを私は皆さんに強く訴えておきたいのです。

では、「時短」ではない働き方改革は何を中心に考えればよいのでしょうか?
今回は『90%の経営者が知らない働き方改革の真の目的』と題して2つの点にポイントを絞りお伝えしたいと思います。

結論から申し上げますと、働き方改革の真の目的は社員全員の「ワクワクを呼び覚ます」ことです。

えっ? 余裕がなくて大変な状況なのに、短い時間で成果が出るようなことなんてできるの?と思われる方のために例をあげてみましょう。

皆さんが子供の頃を思い出してください。
宿題を◯◯時までにやりなさい!とお母さんに言われて、皆さんはすぐに取り掛かったでしょうか?・・・(少なくとも、私はやりませんでした)

では、自分の好きなことや興味のあることはどうでしたか?
親に言われなくてもすごい勢いで行動しませんでしたか?
仕事も全く同じ行動心理が働きます。経営者や社員でも、いい仕事をするような人たちは、目をかがやかせながら仕事に取組み、仕上がりも早いですね。

働き方改革の真の目的とは社員さんがワクワクして働きたくなるような職場に意識を変えていくことにあります。
経営者から社員に管理・指示するやりかたでは、今の時代もう人はついてきません。

会社から「やれ」と言われたから社員が仕方なく仕事をやるという動機ではなく、社員が「この仕事が好きだ」「この仕事をして周りの人を幸せにしたい」という個人の情熱に火をつけることです。
では、そうなるためには何が必要なのでしょうか?

ここで、2つのポイントをご紹介します。
1つめは、理想を描き会社の経営理念を見直すことです。
皆さんは、会社が潰れないようにするのが経営者の仕事と考えておられるかもしれませんが、大変な時こそ理想の旗印を掲げることが大切です。経営者が理想をもっている場合には、たとえ安月給でも人はついていくものですが、経営者に理想がない場合には、人がついていきません。
経営者が理想の旗印を掲げ、それを経営理念にまとめる。これが第1のポイントです。

しかし現実に立ち戻ると皆さんどうでしょうか?
すでに経営理念はあるのだから、今さらそんなところから手をつけたって効果がないんじゃないか?とか疑問が浮かぶと思います。それについては後半でご説明しますね。

2点目が「ホンネのコミュニケーションを行う」です。
生産性の高い仕事をするチームには共通の特徴があります。
なかでも重要なカギとなる要素が「心理的安全性」だと言われています。
心理的安全性とは、社員が他者におびえたりせず安心してホンネで話せる、透明度の高いコミュニケーションができる状態のことです。

これは、Google社が自社において組織の生産性を高め、働きやすい環境をつくるための調査を行ったところ、生産性が高い組織は心理的安全性が高いという結論が出たところから概念化したものです。心理的安全性は今、ビジネスの世界で大きな注目を集めています。

ホンネのコミュニケーションができなければ、社員は仮面をつけます。仮面をつけるとは、表面だけは服従するように見せかけて内心では反抗する、という状態です。

経営者から見ると、社員が仮面を被ると相手が何を考えているのかわからずお互いの信頼関係が築けなくなります。こじれると不信、疑い、ごまかし、不正といった症状が現れます。

逆に、会社の中で心理的安全性が守られていれば、社員は自分たちの意見が大切にされていることがわかり、お互いを尊重しあうので一人一人が潜在的に持っている能力を発揮しやすくなります。
そのため、社員は自ら自分の頭で考え、アイデアを恥ずかしがらずに口にできるようになります。

社員全員の知恵を集めると、1人では考えつかなかったような素晴らしいアイデアや企画がどんどん生まれ、社内は活性化していきます。
アイデアを実行し、お客様から喜ばれ売り上げに貢献できた経験を重ねることができれば、社員は仕事に幸福感や達成感をもてるようになるため、自ずとこの組織で長く働きたい、と思うようになります。心理的安全性は、人材の流出防止としても有効です。

まとめますと
1.会社の経営理念を見直すこと
2.ホンネのコミュニケーションをすること

この2点が、社員さんがワクワクして働きたくなる職場に変わる、働き方改革の真の目的です。

しかし、社員が信頼してホンネで話すなんて不可能なんじゃない?と不安になりますよね。ここで、社員の働き方について苦悩され、それを乗り越えた企業様の事例をご紹介したいと思います。

企業様からご相談を受けた時の悩みは
・人手不足
・社内のコミュニケーションが薄い
・社員が受け身でおとなしく自発的にアイデアが出てこない
・社員のホンネや不満が上がってきにくい、不満が上がってきた時には会社を辞める時

そこで5つの体感型セミナーをご受講いただきました。
1つ目は、社員ひとり一人に焦点を当てます。心理的安全性により、ホンネのコミュニケーションの方法を身につけ、自分の隠された強みを自分と周りから肯定される経験をし
ます。

2つ目は社員が自分株式会社としての経営理念を文章化します。
社員自身が人生と仕事を統合させ自分の理想の軸を定めます。これは、社員の能力を最大限発揮するために必要です。

3つ目は、経営者を含めた社員全員で企業ビジョンの明確化を行います。
全員が共感し、ワクワクできるビジョンを全員で話し合い、はっきりと一文に表します。
未来の理想像と現在を貫く軸となる考え方、これが経営理念です。危機の時ほど中心軸に立ち返る必要があるのです。

4つ目は、発想力と創造性を身につけるデザイン思考ワークを行います。
新しいビジネスプランを仲間と協力し計画を立てます。社員は会社での仕事が自分ごとになり、活発にアイデアや意見を交わすようになります。

5つ目は、理想と現実のギャップを認識し問題の発見と解決策を社員全員で考えます。
今までは社内の問題を指摘することはタブーという意識でしたが、ここまでのステップで、社員は目指すべき目的を仲間と共に達成したい、問題は自分たちで変えていこう、と積極的な意識に変わることができました。

このように「時間短縮・残業時間」だけにフォーカスするのではなく、真の働き方改革で経営者および社員全員のワクワクを呼び覚まし、危機の時代を乗り越えていただきたいと思います。

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