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D判定で国立後期18

志願倍率30倍超の国立T大学歯学部の後期日程、への挑戦だったが、E子さんは見事に合格。

蓋を開けて見たら、実質倍率は約7倍で、国公立後期では良くある事。そもそも倍率と難易度は殆ど相関関係はありません。

第二志望の私立の歯学部にも合格してはいたが、国立は学費が10分の1以下、またT大は総合大学で、憧れのキャンパスライフへの期待も膨らみ、本人やご家族の喜びようは筆舌に尽くしがたいものがあった。

ここで、E子さんの勝因について考察してみよう。

先ず、取り組みが早かったこと。

前期日程でもC判定だった事もあり、前期発表を待たず、後期対策を始めた事。

多くの受験生は、前期発表迄は合格への期待を膨らませ、前期試験後、勉強に手がつかない。

棚ぼたは、棚の近くにいないと牡丹餅はありつけない、と以前申し上げたが、最善を尽くさないとチャンスは巡ってこない。

スポーツ競技などで、補欠だった選手が、レギュラーの急な故障でチャンスが訪れて、一気にスターダムに上りつめる例も少なくない。

レギュラーになれなかったと、落ち込んで、充分な準備をしていないと、折角訪れたチャンスにも力が発揮できない。

E子さんの場合、棚ぼたに例えるのは、あまりにも失礼だが、前期日程終了直後から直ぐに後期の準備に取り掛かった事が、合格に結びついた事は間違いない。

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